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地域に広がる怒りの声〜「戦争なんてイヤだ!狛江市民集会&デモ」

 国会前がSEALDsの若者らによる戦争法案への抗議行動で沸き立った6月19日、東京都下の狛江市でも、戦争法案に反対する集会とデモが開催された。市民が主体となった「6.19戦争なんてイヤだ!狛江市民集会実行委員会」の主催によるものだ。

 会場となった狛江市民センターの一室には、予想を超えるたくさんの参加者が詰めかけ、用意されていた150部のパンフレットが足りなくなるほどだった。この問題への、市民の関心と危機感の高さがうかがわれた。

 集会の基調報告では、この戦争法案が手続きも内容も憲法違反であること、集団的自衛権にもとづく武力行使が殺し殺される戦闘となる危険性をもつことが述べられた。また法案反対の声・運動が広がる中、1982年に平和都市宣言を出した狛江市でも、それを生かした戦争法案反対の共同行動をしていこうという提起がなされた。

 集会のあと、狛江市の住宅街を一周する一時間あまりのデモ行進が行われた。小雨がぱらつく中、参加者は思い思いのプラカードなどを持ち、道行く人々にアピールしながら歩いた。沿道の集合住宅の窓から手を振ってくれる方もいて、参加者が手を振り返すといった、地域のデモならではの光景も見られた。

 中央の行動も大切だが、運動をより広げていくためには、こうした各地域での取り組みも重要だろう。狛江市の実行委員会も、今後の取り組みに向けた協議を重ねていくとのこと。(KM)


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