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映画を観て「がん」のこと考えてみませんか?〜「花田清輝研究会」上映会スタート*映画『いのちを楽しむ』より(左=近藤誠医師・右=渡辺容子) 昔、黒澤明が『生きる』を描いた時代、がんは「死刑宣告」だった。しかし、日本ではいまや二人に一人ががんにかかる時代になった。そんな時代にがんを怖れやみくもにがん治療に走る人に「がんは放置がいちばん」を唱える医師が現れた。この映画『いのちを楽しむ〜容子とがんの2年間』は、その医師・近藤誠の説(本人も登場している)を自ら実践した一人の乳がん患者・渡辺容子さんの生き方を最後まで記録した作品です。がんにかかって悩んでいる人も、がんのことを悩んでいない人も、映画をみて話し合おうではありませんか。わたしたちはがんにかかったら、いかに生きるか! ここに答えの一つがあります。(木下昌明) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お話:小沢信男(作家)・木下昌明(映画評論)・白石征(演出家)・西田敬一(サーカス制作) 参加費 1,000円 とき 2014年11月29日(土) 午後2時〜 ところ コミューンΧ(シアターΧ2階) JR両国駅3分 花田清輝という人がいました。記録を芸術にみちびき、文学の共同制作を勧め、映画をしきりに論じた。 つまりは芸術の革命家だ。選りぬきの映画を観て、語って、混沌の現代を切り拓いていこう。その席に、故人ながら花田清輝も来ることでしょう。 (小沢信男) ●『張込み』―野村芳太郎監督 12月13日(土)14:00 日本映画全盛期の1958年には『楢山節考』『隠し砦の三悪人』『彼岸花』等々の評判作がベストテンの上位にならぶ。 が、この『張込み』を花田清輝だけが1位に選んだ。なぜか。観れば、おどろく。語りあえばなお発見があるだろう。 半世紀前の映像はおもしろい。そして未来への課題となります。(小沢信男) ●『ザ・テイク(工場占拠)』―ナオミ・クライン(カナダ) 2015年1月10日(土)14:00 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスが舞台。倒産した工場を、そこで働いていた人々が協同組合をつくって占拠し、生産し、工場を自分たちのものにしていく―― それをドキュメントしたのは、なんと『ショック・ドクトリン』の著者のナオミ・クライン。夫のアヴィ・ルイスとそのスタッフと共にカナダから工場にもぐりこんだ傑作。 これはグローバリゼーションに対抗していく労働者の範例になろう。(木下昌明) 但し2回目は500円、3回目は無料 Created by staff01. Last modified on 2014-11-28 12:26:28 Copyright: Default |