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「こんな人間をもうつくってはいけない」〜軍機保護法冤罪家族・秋間美江子さん

2月22日は、当時の秘密保護法である「軍機保護法」の冤罪被害者・宮澤弘幸氏の67年目の命日だった。この日、お墓のある常円寺(東京・新宿)で追悼・顕彰のつどいが開かれた。実妹の秋間美江子さんが米国ボルダーから、14時間飛行機を乗り継いで参加した。病身だが、秘密保護法が通った日本への危機感から出席を決意した。秋間さんは墓前に手をあわせた(写真)あと、つどいで語った。

「私の兄・弘幸は親不孝だった。親に先立ちしかもむごい死だった。本当に罪がないのに殺され、親も私もスパイの家族として苦しんだ。こんな人間をもうつくってはいけない。そんな時代にしてはいけない。私はがんを患っているが、がんより怖いのが“国の政治”。みなさん頑張ってください」。たった5分間だったが、87歳の秋間さんが渾身の思いをこめたメッセージだった。

つどいの主催は、北大生・宮澤弘幸「スパイ冤罪事件」の真相を広める会で、この日のテーマは「悪夢を再来させる“秘密保護法”を許さない」。毎日新聞特別編集委員の岸井成格氏・新聞OB九条の会の戸塚章介氏の講演もあった。会では、宮澤弘幸氏の名誉回復や「心の会の碑」建設運動などを展開していく。この日のつどいは予想をはるかにこえる140名が集まった。また主要マスコミも取材を行うなど関心の高さがうかがわれた。

上映されたビデオ『レーン・宮沢事件〜もうひとつの12月8日』(ビデオプレス作品)にも関心が集まり、用意したDVDもほぼ完売した。(M)

動画(秋間美江子さんの訴え 6分)

DVD『レーン・宮沢事件』情報

↓宮澤弘幸さんのお墓(常円寺)

↓集会ではまず『レーン・宮沢事件』が上映された

↓秋間美江子さんと会の代表・山野井孝有さん

↓獄中での虐待のすえ27歳でなくなった宮澤弘幸さん

↓秋間美江子さん、渾身の訴え

↓記者会見には、NHK・北海道・朝日・毎日・東京・共同・毎日放送・しんぶん赤旗・レイバーネットなどが集まった


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