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金曜行動に「脱原発」都知事候補そろう〜細川候補はマイク使わず数分

 1月31日(金)の官邸前行動。夕方に細川もりひろ候補が国会正門前集会に参加するという情報が流れ、開始時間の6時半には多数のメディアが正門前に集まってきた。福島みずほ・吉良よし子・笠井明・阿部ともこなどの議員に続いて、まずマイクを握ったのは宇都宮けんじ候補。

 「脱原発は同時に福島の支援とあわせて行うべきだ。先日、福島避難者が千人以上住む東雲住宅を訪ねて痛感した。電力の最大消費者である東京都民は、福島の避難者を最大限支援する責任がある」と強調した。「また脱原発は脱ひばく。食品や土壌の厳しい安全基準をつくり子どもたちを守る」と具体的施策を述べた。参加者から「頑張れ!」という大きな声援が起きた。

 細川候補が小泉元首相と一緒にあらわれると周辺がごったがえした。しかし細川候補は演壇に上がらず、マイクも使わずに人混みの中でしゃべった。司会者が「公選法の関係で用心している」と説明したが、「聞こえないよ」「マイク使って」などの声が飛んだ。話はほんの数分で終わった。

 かろうじて聞こえたのは、「きょうは小泉元首相と来た。公選法の関係でこうなって申し訳ない。みなさまのお気持ちをよく挺して、原発ゼロということで最後まで頑張りたい」という言葉だった。

 →細川発言動画はこちら

 そのすぐあとに、細川候補の代わりという感じで演壇に立ったのが、妻の細川佳代子さん(写真上)。細川候補が3.11以降、真剣にこの問題を考え、「瓦礫を活かす 森の長城プロジェクト」に取り組んできたことなどを話した。

 また、脱原発を掲げる鈴木たつお候補もマイクを握った。鈴木氏は「汚染水ブロックのウソで固めたオリンピックは返上すべきだ。東京都が五輪に使う5千億円は、福祉や東京に避難している6600人の福島の人たちの生活再建に使うべきだ」と述べて、拍手を浴びていた。

 この日は都知事候補が次々と登場するいつもの違った「国会正門前集会」となった。主催者も冒頭「いろいろ意見の違いがあるかもしれませんが、みんな脱原発の思いで来てくれる。ヤジなどは飛ばさずに聞いてほしい」と気をつかっていた。

 ライトで煌々と光る国会議事堂を前に、この日もドラムのリズムにあわせて、「再稼働反対」「子どもを守れ」の大コールが続いた。(M)


Created by staff01. Last modified on 2014-02-01 08:23:11 Copyright: Default

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