シカゴ教員労組がストライキ | |||||||
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*レイバーネットMLから
浅井健治@週刊MDS編集部です。 本日付赤旗が報じていますが、シカゴの教員労組が9月10日、ストライキに突入しました。シカゴの労働者支援グループ"Arise Chicago"がつくったブログに「なぜシカゴの教員はストをするのか」の説明やストの写真(スライドショー)が載っています。 http://dignityatwork.wordpress.com/ 「教員たちをどうやって支援するか」という欄もあって、そこには「地元のピザ店で、教員を支持しているプリモ・ピザ(312-243-1052) に電話し、教員たちがピザやパスタ、サラダの出前を受けられるよう、クレジットカードを通じてカンパしてください。ただし、11:45から13:15の混 雑時間は電話を避けてください」というのもあります。 以下は「なぜシカゴの教員はストをするのか」の大意です。 CTU(シカゴ教員労組)は昨年11月以来、公正な雇用契約を求めて交渉してきた。教員たちは今年6月末からは雇用契約のない状態で働いている。 教育委員会は実質賃下げにつながる賃金と医療保障についての提案を行なっているが、ストは単に賃金面にだけ関するものではない。法的には教員組合は賃金問 題でしかストに入れないが、このストはすぐれてシカゴの児童生徒一人ひとりに質の高い公教育を保障するための闘いである。CTU委員長カレン・ルイスが宣 言したように、これは「公教育の魂」を守る闘いである。 10か月にわたる労使交渉の間、教育委員会は組合側が求める核心問題の交渉を拒否してきた。それは、CTUが「シカゴの児童生徒たちにふさわしい学校を」(http://www.ctunet.com /blog/text/SCSD_Report-02-16-2012-1.pdf)という包括的なプログラムの中で提案しているもので、そこには、学級 定員(の縮小)やすべての学校への看護師・ソーシャルワーカーの配置、すべての学校への図書館設置、教委が進める公教育の民営化(その手法は、労働組合が 禁止され教員・保護者に何の発言権もない「チャータースクール」を多数つくること)をやめ地域の学校に予算を振り向けること、などが含まれる。教育委員会 はこれらについての交渉を拒否している。このストライキは、全米の教員、労働者の権利を擁護する人びと、公教育を守ろうとする人々が注視するストライキで ある。 Created by staff01. Last modified on 2012-09-12 16:07:55 Copyright: Default |