都教委、たった1人の「君が代」不起立でいじめ研修を強行 | |||||||
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都教委、たった1人の「君が代」不起立で、いじめ研修を強行5月7日、東京都教育委員会はこの4月の都立学校入学式での「君が代」斉唱時の不起立者(3度目の戒告処分)に、「再発防止研修」を強行した。この研修は3月卒業式の不起立処分者への「再発防止研修」(4月5日)からわずか1ヶ月、しかもその内容はほぼ前回と変わらないというのである。それも今回はたった1人(写真下・田中聡史さん・都立特別支援学校教員)への「強制研修」の実施、これは最早「いやがらせ」としか言いようがない。都教委は常軌を逸したこの「研修」を通じて、当該を精神的に窮地に追いやろうとしているのだ。 7日は朝早くから会場の東京都教職員研修センター(東京・水道橋)前に支援者40人が集まり、田中さんへの支援と都教委への抗議行動を行なった。研修センターの正門はいつも以上に狭く閉ざされ、その内側では都教委の職員が10名近く立ちはだかっていた。たった1名への研修を実施するのには、あまりにも仰々しい光景であった。その中にあっても田中さんは、8時30分落ち着いて会場に入り、12時半すぎに4時間に及んだ研修を終えて笑顔で支援者の前に再度現れた。 田中さんは、「研修内容は前回とほぼ同じでした」「内容がどうあれ、この問題は『思想・信条の自由』の問題であり、私の考えは変わりません」「今回は1人ということで少し不安でしたが、支援の方々の大きな応援で安心できました」と語った。 田中さんへの「いじめ研修」は、大阪府・市教委による処分攻撃をはじめとした全国の教員にかけられた攻撃の象徴である。田中さんを孤立化させない取り組みが、今後も強く求められている。(湯本雅典) Created by staff01. Last modified on 2012-05-08 11:17:03 Copyright: Default |