東京・全国の仲間の皆さんへ。
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
「処分撤回を求めて(210):東京「君が代」裁判一次訴訟・最高裁判決日決ま
る!」を送信します。
◆1月16日、東京「君が代」裁判一次訴訟・最高裁判決へ!
昨日12月12日、最高裁第1小法廷で東京「君が代」裁判一次訴訟の弁論が開か
れ、判決期日が年明けの1月16日(月)に指定されました。8年越しの闘いの最終局
面です。また、この判決の行方は、全国に多大な影響を及ぼします。石原・都教委の
教育破壊、橋下維新の会・大阪府教育基本条例に痛打を与えるために頑張ります。
2011年3月10日の原告逆転勝訴(167名全員の処分取消)の東京高裁判決を
最高裁で守り抜くため、当日は多くの傍聴・支援の輪で最高裁前を埋め尽くしましょ
う!
◆昨日の最高裁弁論の報告
昨日の最高裁弁論には、一般傍聴抽選希望者87名、特別傍聴席20名など多くの人
が集まり、抽選倍率は3.2倍となりました。朝早くから来たにもかかわらず、抽選
に外れた人には、お詫びを申し上げます。また、報告集会には120名を超える人に
お集まりいただきました。最高裁を包囲するかのような絶大なるご支援に心より御礼
申し上げます。
●今次弁論の意味
ー3・10東京高裁大橋判決の維持を
最高裁で弁論が開かれることは極めて稀ですが、今次弁論は、都立学校教職員167
名全員の処分取消を命じ逆転勝訴した3・10東京高裁判決(大橋寛明裁判長)に関
して、都側の「上告受理申立」を最高裁(第1小法廷・金筑誠志裁判長)が受理して
開かれました。
都側の上告受理申立は、東京都の「裁量権の逸脱・濫用」を認めた東京高裁大橋判決
が「重大な法令違反・判例違反」に当たるので見直せ、との主張です。
よって、当方の主張の中心点は、各懲戒処分(減給処分・戒告処分)が、都の「裁量
権も逸脱・濫用」であるのは明白で、3・10東京高裁大橋判決を維持するよう求め
るものです。
●弁護団の弁論
ー最高裁は憲法の砦として歴史の審判に耐えうる判決を!
4人の弁護士が弁論をしました。長くなるので弁論要旨(当日配布)のタイトルと私
の印象に残った各1文のフレーズを紹介します。
・原判決は維持されるべきこと(SI弁護士)
・・・「生徒に対し正しい教育を行いたい」という「真摯な動機」から・・・自己
に正直に生きようとすれば処分され、面従腹背すれば処分されない。そのことが教職
員を萎縮させ職場環境から自由闊達さを奪う。・・・職場環境から自由闊達さがなく
なれば、不可避的に教育環境の悪化を招く。
・原判決は最高裁判決に違反していないこと(M弁護士)
・・・原判決は、職務命令違反という点だけでなく、思想良心の自由との関係で、
不履行の動機や態様、不利益の程度、他の処分との比較という考慮すべき事項を考慮
した上で、裁量権逸脱と判断したものであり、従来の裁量権審査の方法に従ったもの
にほかならない。
・本件通達・職務命令及び懲戒処分による教育環境の悪化(Y弁護士)
・・・公務員はあくまでも国家権力の利益ではなく、国民全体の利益に奉仕する存
在である。公教育において、直接に利益を受けるのは児童・生徒であり、・・・教職
員の「公務員秩序」も・・・児童・生徒の学ぶ権利を中心に据えて考えられなければ
ならない。・・・生徒の中にも・・・どうしても起立斉唱したくない、と・・・悩ん
でいる生徒が少なからず存在する。
・良心への鞭打ちを容認してはならない(SA弁護士)
各人の内面における思想・良心・信仰と、その発露たる行為とは真摯性を介して分
かちがたく結びついており、公権力の行使は各教員の思想・良心・信仰を鞭打ってい
る。・・・本件は、精神的自由権の根幹をなす思想・良心の自由侵害を許容するの
か、これに歯止めをかけるのかを真正面から問う事例である。憲法の根幹に関わる判
断において、最高裁の存在意義が問われている。・・憲法の砦として・・・歴史の審
判に耐え得る貴裁判所の判決を求める。
●下記新聞サイトでも報道しています。
朝日新聞速報サイト
↓
http://www.asahi.com/national/update/1212/TKY201112120077.html
読売新聞速報サイト
↓
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111212-OYT1T00409.htm
◆1・16最高裁判決に集まろう!!
*********************
東京「君が代」裁判一次訴訟・最高裁判決のご案内
*報道関係者の取材をお願い致します!
2012年1月16日(月)
14時30分 最高裁南門集合。傍聴整理券交付開始
14時50分 傍聴整理券交付〆切
15時30分 開廷(第1小法廷)
16時〜 報告集会 社会文化会館(案内あり)
*判決の旗出しがあります。抽選に外れた人も最高裁前でお待ち下さい。
●同日(1月16日)、河原井さん・根津さん06年停職処分事件の判決もありま
す。
12時30分 最高裁南門集合。傍聴整理券交付開始
12時50分 傍聴整理券交付〆切
13時30分 開廷(第1小法廷)
<最高裁南門への行き方>
地下鉄永田町下車・4番出口から青山通りを三宅坂交差点方面に下り、徒歩3分で最
高裁南門。
***********************
◆第4回最高裁要請行動(判決前最終)へ!
1月16日の判決に向けて最後の最高裁要請行動に総結集してください。判決前総決
起集会も行います。
★東京「君が代」裁判一次訴訟・第4回最高裁要請行動
*第3回最高裁要請署名提出行動を兼ねます。
12月26日(月)
集合場所:最高裁東門
14時40分 原告・支援者集合
15時〜 要請(代表17名)
15時45分〜 社会文化会館第2会議室
報告集会&判決前総決起集会
<最高裁東門への行き方>
地下鉄永田町下車・4番出口から青山通りを三宅坂交差点方面に下り、徒歩3分で最
高裁南門。最高裁のフェンス沿いに右へ行き2分で東門。
◆以下の最高裁要請行動への参加もお願いします。
★予防訴訟・第5回最高裁要請行動
12月21日(水)
14時40分最高裁東門集合
15時〜 要請
15時45分〜報告集会(社会文化会館)
★都高教退職者会・第5回最高裁要請行動
*大内裕和さん(中京大教授)が来ます。
1月10日(火)
13時45分最高裁東門集合
14時〜 要請
◆最高裁要請署名を引き続き集めて下さい(判決が出る前に!)。用紙は下記被処分
者の会HPよりダウンロードできます。
*第2次集約は12月20日です。是非多くの署名を集めてください。
行動予定、判決文、声明文、最高裁要請署名用紙など入手可能。最高裁要請のメール
署名もできます。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(11月26日新規更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス
可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************
Created by
staff01.
Last modified on 2011-12-13 11:06:16
Copyright:
Default