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「君が代」条例はいらない！大阪府庁にシュプレヒコール 全学労組が決起集会とデモ

　８月２２日、大阪府庁前に「『君が代』条例はいらない！」「橋下もいらない！」のシュプレヒコールが鳴り響いた。全国から結集した教育労働者の府庁包囲デモが大阪の官庁街で行われたのである。

　これは、前日から毎年恒例の全国交流集会を開いていた全国学校労働者組合連絡会（全学労組）が、交流集会終了後に開催したもので、約１００名が参加した。集会開始の１時頃には、集会場の大阪城公園教育塔前に、地元大阪の大阪教育合同労組をはじめ、全学労組に結集する各組合の組合員が続々と集まってきた。

　集会は、大阪教育合同労組・竹林書記長の司会で始まり、まず全学労組の代表世話人である吉田・千葉学校合同委員長が開会のあいさつを兼ねて、全国から力を結集して、橋下知事の「教育基本条例案」「職員基本条例案」を阻止しようと呼びかけた。

続いて、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪の事務局員でもある寺本・大阪教育合同労組執行委員が、現状報告を行った。あわせて、９．２４「君が代」条例はいらない！全国集会への結集と緊急署名活動への協力が訴えられた。

　さらに、大阪全労協の石田議長と全国学校事務労働組合連絡会議（全学労連）副議長の銅・阪学労委員長が連帯のあいさつをおこなった。教育塔を考える会の吉田さんからは、集会場の前にそびえ立つ教育塔の由来と現状が述べられ、「教育の靖国」としての教育塔・教育祭が批判された。全学労組として、大阪府へ申し入れを行ったことについて全学労組の増田・前代表世話人から報告が行われた後、大阪教育合同労組・竹林書記長が決意表明を行い、参加者はデモに移った。

　参加者は、１０本以上の組合旗を林立させ、宣伝カーの先導で、「君が代」強制条例反対！と書かれた大阪教育合同労組制作のうちわを掲げながら、府庁・府教委周辺をデモ行進した。約３０分と短いデモだったが、「君が代」不起立者への免職処分を含む「教育基本条例案」「職員基本条例案」に反対する訴えが大阪の官庁街に鳴り響いた。

　この行動は、９月府議会に向けた大阪での街頭行動のトップを切るものとして、意気高く行われ、大阪「秋の陣」がいよいよスタートした。（大阪教育合同労働組合）