報告 : 即刻朝鮮高校に「無償化」を!6.23集会 | |||||||
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即刻朝鮮高校に「無償化」を!6.23集会の報告をします。 6月23日、東京の豊島公会堂において、朝鮮高校への「無償化」を要求する集会が行われ、1000人が参加しました。 昨年4月、すべての高校段階の生徒の学びを保障するための「就学援助金」としてスタートした「高校無償化」ですが、朝鮮高校のみ排除されています。日本政府は排除の理由として朝鮮半島における軍事衝突を挙げ、「手続停止」となっていますが、外交問題と教育を切り離すという政府・文部科学省の方針とも矛盾しています。 主催者を代表してあいさつに立った長谷川和男さん(写真上)は、無償化を求める1万1千筆の署名を文部科学省に提出してきたことを報告し、即刻無償化を実現していきたいと強く訴えました。 韓国から、映画「ウリハッキョ」のキム・ミョンジュン監督、歌手のソン・ビョンフィさん(写真上)が参加し、歌とメッセージで激励しました。俳優のコン・ヘヒョさん、歌手のアン・チファンさんからはビデオメッセージがあり、韓国でも高校無償化の問題と大震災被災地救援の活動を行っていることが報告されました。 当事者として発言に立った朝鮮高校生(写真上)は「全ての人たちがお互いを認め合う社会にしたい」「よりよい日本社会にしていくために一生懸命学びたい」と話しました。 朝鮮高校のシン・ギルウ校長は「3月の卒業式では、昨年懸命に闘ってきた子どもたちを思い、涙を禁じ得なかった」「奪われた言葉と文字を取り戻すことが民族教育だ。無償化からの排除は、在日朝鮮人の子弟から言葉と文字を奪うことだ」と訴えました。 朝鮮高校を卒業し、弁護士として活躍するお二人をまじえてのパネルディスカッション(写真上)では、地方自治体でも初中級部を含めた朝鮮学校への補助金が停止されるという差別が起きていることなどが話されました。また、「無償化」の「手続停止」には法的根拠がなく、今後裁判に持ち込まざるをえないのではないかとも話されました。政府・文部科学省への要請署名は、無償化が実現するまで続けようという行動提起を確認して閉会となりました。(尾澤邦子) Created by staff01. Last modified on 2011-06-26 22:15:26 Copyright: Default |