写真速報 : 沖縄普天間問題、県内移設に反対する官邸前行動はじまる | |||||||
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沖縄の人間をなめとるのか!〜官邸前で怒りの抗議行動はじまる4月6日午前10時半より、首相官邸前で沖縄県民の怒りの抗議行動が始まった。本土の呼応者が続々集まった。今回はすべて個人参加方式で、労組の旗もない。自主的に参加した人の力強さを感じる。マスコミやフリーの記者・カメラマンの数も多く、この行動への関心の高さが伺われた。 行動の呼びかけ人の金城実さん(彫刻家)、知花昌一さん(読谷村議、反戦地主)、知花盛康さん(読谷村の農業従事者)が思いを訴えた。知花昌一さんは「25日に沖縄現地で10万人集会が予定されているが、政府案がそれまでに出る心配がある。それを止めたいという一心でこの行動を起こした」と語った。 彫刻家の金城実さん(写真)がマイクを握った。「密約事件で、佐藤栄作氏は沖縄県民を騙してノーベル平和賞をもらい1億2千万円をもらった。佐藤氏は“沖縄が返還されない限り戦後は終わらない”と言ったことがある。笑わすんじゃねえ。恥知らずめ。沖縄の人間をなめとる。新政権も、やさしい沖縄人・青い海・ゴーヤチャンプルなどの観光や料理のイメージでおだてておいて、その裏で、県内移設だとかゴチャゴチャ勝手なことをやっている。絶対に許さない」。 知花盛康さんは、51年前に自分が実際に目撃した米軍戦闘機の小学校墜落事故のことを話した。「そのとき子どもを含め17人が亡くなった。今も変わらない。それが沖縄の現実。日本の0.6%の土地に75%の基地が集中している。もう狭い沖縄に基地をつくる場所などない。まして沖縄の基地からはイラクやアフガンに出兵して人殺しをしている。このような基地を受け入れるわけにはいかない。アメリカの基地はアメリカにもっていけ、と言いたい」と強く訴えた。 沖縄代表らは、集会のあと内閣府に行き(写真上)、鳩山首相への請願書を提出した。建物外の入口で受け取ろうとする政府役人に対して強く抗議、結局、メディアも含めた数十人で中に入り、会議室で請願することができた(写真下・左が知花昌一さん)。金城さんは請願行動が終わったあと、「われわれ一人ひとりが主権者なんだ。国会議員に頼まずに、中に入ってこうした請願行動ができたことはきょうの大きな成果だ」と語っていた。 12時からは「美ら海・沖縄に基地はいらない!勝連沖埋立案を許さない!緊急院内集会」(写真上)が開かれ、会場は超満員だった。 その後、沖縄代表らと本土呼応者は、午後から議員会館前で座りこみを続いた。人の波は途絶えることなく久しぶりに賑やかな国会前通りになった。「県内移設をするな」「沖縄の基地のたらい回しをするな」などシュプレヒコールの合間に、沖縄の歌や踊りも飛び出る。知花昌一さんが三線をひき、金城実さんが下駄(非武装の象徴)をもってたたかいの舞を披露、怒りのなかに楽しい空間が生まれていった。 この日駆けつけたのは、約400人。9日まで続く4日間で合計3千人の参加を呼びかけている。(M) Created by staff01. Last modified on 2010-04-07 15:21:27 Copyright: Default |