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LNJ Logo JR不採用問題の解決にむけた11・26集会が開かれる
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News Item 1126hokoku
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11月26日午後5時半から、東京・星陵会館で「JR不採用問題の解決にむけた11・26集会」が開催された。国労・全動労・闘争団など4者4団体の主催で、1047名国鉄労働者の解雇問題の政治解決をめざす重要な集会だった。上京した被解雇者の闘争団・家族の数は365名に達し、過去最大の動員となった。支援とあわせて400名をこえる参加者で会場はロビーまであふれた。

演壇には、民主・社民・国民新・公明・共産の5党の国会議員が来賓として並んだ。自民党にも要請をかけたが、出席は実現しなかった。5党の挨拶で注目を浴びたのは、新政権の軸を担う民主党だった。高嶋良充参院議員(民主)は、「2月の鳩山発言にもあったが、民主党は解決を計る状況をつくるために尽力したい。鉄道運輸機構と交渉テーブルをつくるために努力したい」と発言した。公明党の1047名問題チーム担当の弘友和夫参院議員は「9合目まで来たが、あと1合はいろいろ動きがあるかも知れない。でも一緒にがんばろう」と述べた。共産党の穀田恵二衆院議員は、「この問題を進めるためには国民的世論をさらに喚起する必要がある」と強調した。社民党は又市征二議員、国民新党は自見庄三郎議員が出席した。

経過報告のなかで、二瓶久勝共闘会議議長は「われわれの解決要求は、民主党の議員を通して、国交大臣に伝えてある。路頭に迷わない内容で来年2月16日までに解決してくれ、というもので、JRなどへの雇用を希望する人数・解決金の金額など具体的に伝えてある。こちらはボールを投げた。あとは国交大臣の決断を待つだけである。これから具体的動きが活発に出てくると思う。妨害もあるかもしれない。しかし、とにかくここまで来た。解決は近づいている」と述べた。

この日は家族会からも、これまでの闘争の苦労が語られたが、23年という時間を示すように、300名をこえる闘争団の姿には高齢化が目立っていた。また会場には、ハンスト闘争中の佐久間忠夫さんや国会前54日間連続フルマラソンアピール行動中の中野勇人さんの姿もあった。(M)


Created by staff01. Last modified on 2009-11-26 23:40:02 Copyright: Default

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