ドイツ反G8行動報告集会〜マスコミが伝えなかった本当の姿 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班(フェスタ投句募集中) ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/11/28) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第14回(2024/10/20) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第5回(2024/11/25) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
7月15日、東京・渋谷勤労福祉会館で「ドイツ反G8行動報告集会」が開催された。台風にもかかわらず、参加者が続々とつめかけ、会場いっぱいの120人をこえる参加があった。 ドイツ・ハイリゲンダムの現地行動に参加した4人(大屋定晴・栗原康・金ちゃん・平沢剛の各氏)から、それぞれ興味深い報告があった。 世界社会フォーラム連絡会の大屋定晴さん(写真下マイク)は「マスコミは暴徒化報道ばかりだったが、それはごく一部。全般的には全く違う。なぜ8万人もの人が集まったか、その意味を報道すべき」とまず述べた。そして、中心団体のひとつ「ATTACドイツ」の対抗行動の基本的考えを、以下のように紹介した。 「G8に集まっている8ヶ国は、世界の人口の13%にすぎない。それが世界経済の3分の2を占めている。13%の国が国際的な民主的手続きもなく世界を代表して、世界の方向付けをしていいのか。その正当性が問題だ。さらに、これらの国々は、新自由主義・戦争・原発を推進しており、世界の人々の生活と命を脅かしている」と。 ドイツG8対抗行動は、こうした考えをベースに、労組・農民・移民・環境などさまざまな課題と傾向を抱えたグループが「コーリション(連合)」をつくったことに特徴がある。最初はバラバラだったが「ATTACドイツ」がつなげる役割を果たした。「ネットワークづくりのうまさに驚いた」という栗原さん。その運動原則は、「多様性を大切にする」「お互いに妨害しない」「中央指令でない非中心的あり方」などだ。 また、一緒に生活をともにする数千人規模の「キャンプ」が果たした役割も大きかった。「団体の枠をこえた人間の信頼関係がつくられた」(現地女性の言葉)ことで、大規模な統一行動を実現することができたという。 4人の話のあとに「G8TV」(現地の自主メディア)の映像(写真上)が上映された。それを見ると、対抗行動のすそ野の広さを感じることができた。サミット会場から見えるようにと、近くの空きビルの壁面一杯に巨大な「NO G8」の文字を描くアーティスト。マクドナルドの店に道化師のかっこうで押しかける人々など、デモ・集会だけでなく、さまざまなパフォーマンスが展開されていたことがわかった。 報告集会でのもう一つのテーマは、来年7月、北海道・洞爺湖で行われるG8にどう対抗するか、ということだった。大屋さんは「これを契機に、日本で初めての社会フォーラム的空間をつくりたい。アジアの交流の場にしたい」と抱負を語っていたが、すべて準備はこれからだ。会場からは、質問・意見が相次ぎ予定時間をオーバー。日本でもドイツに負けない運動をつくろう、という空気にみなぎっていた。(M) *注 : G8は group of eight の略で、アメリカ・カナダ・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・ロシア・日本の8ヶ国をさす。 Created by staff01. Last modified on 2007-07-16 01:34:24 Copyright: Default |