根津さんファッショ的実態語る〜『君が代不起立』外国人記者クラブ | |||||||
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『君が代不起立』外国人記者クラブ上映会 自分に誇りをもち、自分を愛することを教えないことが一番の問題4月10日(火)、外国特派員協会・外国人記者クラブで『君が代不起立』(Against Coercion)英語字幕版が上映され、制作者のビデオプレス、映画出演者で教師の根津公子氏が会見をおこなった。ビデオプレスの松原明氏は、「戦後民主主義世代として、根津さんの君が代不起立のたたかいに共感し、この作品をつくった」と制作の動機を述べ、この3月に君が代不起立のために6ヶ月間の停職処分にされたばかりの根津氏(写真左から二人目)は、異様な学校の実態についてを次のように語った。 「東京都が君が代不起立で処分をはじめたのは2003年の10・23通達から。東京以外に処分をおこなっている所は広島、北九州などあるが、他の道府県では処分には至っていない。東京は累算で過剰に処分してきている。私は、次は免職ということになるのだろう。都教育委員会は、不起立処分は学習指導要領徹底のためだと言っているが、直接の処分理由は『職務命令違反』であり、教育についての議論はまったくない。ただ、“校長の命令に違反した”から処分すると言うのみ。こうして処分がおこなわれたことで、東京の学校では議論ができなくなってきた。全て命令に支配されるようになってきた。現在381人の教員が処分されている。世界でも例を見ないファシズムだと思う。子どもたちはこの4年間でまるで戦前の少國民のようになった。今たたかわなければ教員としての職責を果たせない。この状況はおかしいということを行動で示したい」。 さらに、「担当の教科以外に社会的・政治的発言をすると教育委員会に通報される。何か発言するには校長の許可がないと発言できない。教科以外の発言をすると指導力不足教員にされてしまう。校長の命令に従ってやり過ごすという方法もあろうが、おかしいと思う校長の命令に従いながら“おかしい”と批判しても説得力がない。おかしい命令には従えない、起立しないという方法しかない。今や、小中学校では戦争については教えなくなった。高校でも教えなくなってしまっている。日本人らしさを取り戻そうということがあちこちで言われているが、日本人ということよりも、自分に誇りをもち、自分を愛することを教えないことが一番の問題だ」と語った。(杜 海樹) ※少國民については以下をご参照下さい。 ※参考写真:戦時下で実際に使用された日の丸の数々と少國民のうた Created by staff01. Last modified on 2007-04-11 12:16:09 Copyright: Default |