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フリーランスの個人加盟ユニオン・出版ネッツが、改めて「自由な言論活動を封 じる共謀罪に反対する」声明を出しました。
http://www.jca.apc.org/NETS/

(以下声明文)
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自由な言論活動を封じる共謀罪に反対する

出版界でさまざまな職能を発揮して言論・表現活動をしているフリーランスにとって 見逃すことができない事態が起こっている。 共謀罪、つまり組織的犯罪処罰法の改正により、懲役・禁固4年以上の600以上の 犯罪という広い対象を設け、相談、話し合うだけで罪になるというとんでもない法案 が強行可決されようとしているのだ。共謀罪が成立すれば、媒体に発表する前に、国 家権力、大企業に都合の悪い原稿、記事、表現が、なんらかのこじ付けで封殺される こともありうる。また、市民団体や労働組合の会議・集会も共謀罪の対象となり、盗 聴、尾行などが横行し自由な活動ができなくなる。
すでに日本弁護士連合会、日本ペンクラブ、NGO、各種市民団体のほか、出版労 連、マスコミ文化情報労組会議など労働組合が反対の声を上げ、マスコミも問題点を 指摘している。法務省は指摘されている点について、弁明にこれ努めているが、対象 となる組織、犯罪が漠然としており、危惧はますます強まっている。
われわれ出版界で働くフリーランスでつくる出版ネッツ組合員は、これまでさまざま な形で反対運動に参加してきたが、ここに到り、出版ネッツ執行委員会として、反対 の意思を鮮明にし、すべての言論人、表現者がこの足元を掘り崩す企みに断固抗議し て立ち上がることを呼びかける。

2006年5月18日 

出版労連 ユニオン出版ネットワーク執行委員会


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