新雇用制度に対するフランスのたたかい | |||||||
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松原です。
以下は、AMLからの転載情報です。 ―ココカラ― コリン@パリです。 フランスで、雇用制度のますますの自由化(被雇用者にとっては,雇用の不安 定化)が昨年より進行しています。 2005年8月:CNE(contrat Nouvelle embauche=新規採用契約)が制定。被雇用 者20人以下の会社は,最初の2年間、何の理由もなく、解雇できる。2005年9月:CS(Contrat senior)制定。55歳以上の人にたいして18ヶ月の期限付き雇用契約を更新できる。2006年2月:現在,問題になっているCPE(Contrat Premiere embauche=初採用契約)26歳以下のすべての若者にCNEと同じことが適用できる。 今までの政権で,ここまで新自由主義の政策を推し進めた政権はありません。 それが原因で3月7日に全国で巨大なデモが組織されたことは先日お伝えした 通りですが、実際には、全国で総計百万人がデモしたと言われています。40万というのは政府の発表です。私が今まで見たデモのなかでも、相当な密度の若者達が道路に出ていました。(パリでは20万) 全国83大学のうち、ストライキに入っている大学は45校。パリのソルボンヌは8日水曜からバリケード・ストに突入。86年の短期のバリケード・ストを除くと、68年以来のバリケード・ストとなりました。昨夜は深夜まで700人近くの学生が待機。トルビアック校からは1000人近い学生が援軍に来て、サンジェルマン大通りとサン・ミッシェル大通りの交差点を 封鎖し、その後、機動隊との対立が続きました。ソルボンヌ構内に残っていた300名近くの学生たちが早朝4時に突入した機動隊に全員排除され,11名が逮捕されました。 今日は12時にソルボンヌ広場での集会が呼びかけられましたが、校舎は完全に機動隊によって封鎖され、集会は出来たものの50名くらいの集まりでした、学生たちは13日月曜日に学生総会を呼びかけ、16日に学生だけのデモ、そして18日に再度、労働組合なども交えた大デモが取り組まれる予定です。 現在、フランス政府は強固姿勢を崩していません。法案そのものは上下院を8日に通過し採択されました。 世論調査によるとフランス人の55%がこの契約制度に反対し、若者では85%が反対を表明、ナント大学の学長に続き、トゥールーズ大学、ナンテール大学の学長も、この法案の取り下げを首相に要求しました。 各地の大学のストライキは最初、20校くらいでしたが、現在ではほぼ半数になっています。 非政治的、と主張している今日の大半の若者達(高校、大学生)が、この新雇用制度を契機にかなり政治化してきているといえそうです。不満は増大し、来週は再度の大きなうねりが起こりそうです。来週の取り組みいかんによっては、フランス政府はそうとう大きな打撃を受ける可能性があります。 ―ココマデ― Created by staff01 and Staff. Last modified on 2006-03-25 13:11:49 Copyright: Default |