勝利の春! 青梅信金冤罪事件・勝利報告集会が開かれる | |||||||
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勝利の春! 青梅信金冤罪事件とは、2000年7月、埼玉県所沢市にある青梅信用金庫(あおしん)北野支店において、顧客が納めたはずの自動車税(4件・16万円)が紛失するという事件が起きたことから始まりました。 当時、パート職員であった斎藤まさみさんは、突然支店長に応接室に呼び出されました。「斎藤さん、今回のことは斎藤さんがやったと認めてくれないか?」「認めたら、悪いようにはしないから」と切り出されました。 当然、全く身に覚えのないまさみさんは無実を訴えましたが、青梅信金は耳を貸さず「このまま一緒に仕事をしてもらう訳にはいかない」と就労を拒否されました。困ったまさみさんは「女性ユニオン東京」に加盟して闘いは展開されました。 東京都労働委員会に救済申し立てで審理中の2001年11月、まさみさんは所沢署に手錠をかけられ腰縄をつけられ、突然逮捕されたのでした。当時、長男が高校受験を控えた中で、普通の主婦が4ヶ月半もの長期にわたり留置所・拘置所に身柄を拘束されたのでした。 そして、2002年3月から2年4ヶ月、21回に及ぶ公判を重ねる中、2004年7月さいたま地裁川越支部にて無罪判決を勝ち取り、検察側の控訴断念ということで、翌8月無罪が確定しました。 しかし、刑事裁判で無罪が確定した後も闘いは続きました。青梅信金は、紛失した自動車税と国民年金保険料の総額31万円をまさみさんに請求する民事訴訟を起こしたのでした。これに対し、まさみさんは青梅信金と当時の支店長を相手取り、慰謝料と刑事裁判に要した費用の損害賠償請求の訴訟を提訴しました。 こうした中昨年11月21日、東京地裁八王子支部において和解が成立するとうれしい出来事が起こりました。その内容も(1)まさみさんに対し「無罪判決を尊重し」「遺憾の意を表明する」(2)女性ユニオン東京に対し「都労委で当事者性を争った事」に対し「遺憾の意を表明する」(3)和解金を支払うという勝利的内容でした。 当日は、支援の仲間約50名に祝福された勝利報告集会と、第二部の“まさみさんを囲んで”のパーティが盛大に開催されました。 皆さんの温かい支援を忘れません まさみです。 久しぶりに連絡をとった友人がすぐに支える会に入会してくれたこと、カンパに添えられた一言にいつも勇気づけられたこと、署名が全国各地から送られて驚いたこと、そして無罪判決に一緒に涙してくれる仲間を得たこと・・・どれもが温かい幸せな思い出です。 人生まだ半分? の私です。この経験を忘れず、たくさんの出会いに感謝しながら、これからの人生を明るく生きていきたいと思います。 本当に最後までのご支援、ありがとうございました。お一人お一人にお礼とご挨拶ができないことをお許しください。 Created by staff01. Last modified on 2006-02-02 12:16:00 Copyright: Default |