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JR東日本、安全問題告発の労働者を処分
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松原@ビデオプレスです。

ビデオ「レールは警告する」に出演し「週刊金曜日」の座談会で、「レール破断」の実態など安全問題を告発した国労組合員Aさんに対して、JR東日本千葉支社は、4/18付けで「厳重注意」処分を発令しました。

発令内容は「社員として勤務時間外に雑誌(*週刊金曜日のことを指す)のインタビューに応じ、会社の信用を傷つける発言をしたことは、社員として著しく不都合な行為である。今後、このような行為を繰り返さないよう厳重に注意する」というもの。

安全問題について、メディアの取材に応じて本当の話を話したことがけしからん、というわけです。JRの安全を真剣に考えている労働者をほめるのならわかりますが、それを処分するというのは、まったく「言語道断」「本末転倒」です。

「表現の自由」を認めている憲法にも反するでしょう。JRの幹部にしても、いろんなメディアの取材に応じているわけで、なぜ一労働者が取材に応じてはいけないのでしょうか。もしAさんらが話したことが事実に反するなら、反論したらどうでしょうか。

また、JR東会社は4月4日付けで「申入れ」書を出し、Aさんの所属する国労千葉地方本部に対して厳重抗議をしています。内容は、「レールは警告する」に出演した国労組合員10名が「当社の信頼を失墜させる意図をうかがわせるような発言をし、ビデオに制作協力した」というものです。そして「厳重に抗議し、組合員を注意・指導せよ」とまで言っています。

今のところ、制作した責任者である「ビデオプレス」には、JRからは何の抗議も寄せられていません。「レールは警告する」にクレームがあるのなら、まず制作者に抗議をしたらどうでしょうか。出演した人を脅かすなど、とんでもないことです。

このJR東日本の「ヒジョーシキ」を、多くの人に知らせていただければ幸いです。


Created by staff01 and Staff. Last modified on 2006-04-22 23:54:20 Copyright: Default

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