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双竜車のキム・ドクチュン支部長が無期限ハンスト開始

解雇者の復職に対する進展した交渉を使用者側に要求

チョン・ヒョンジン記者 2015.08.31 20:19

双竜自動車労組のキム・ドクチュン支部長が使用者側に対し、 解雇者の復職に関する真摯な交渉を要求して無期限ハンストを始めた。

「たった1人の解雇者も排除できず、 時期を明示しない段階的な復職は決して受け入れない。」

双竜車解雇者復職闘争2291日目の8月31日、 キム・ドクチュン支部長はハンスト闘争に先立って声明書を発表し、 交渉の核心である「解雇者復職」に誠実に臨むよう使用者側に要求した。 キム支部長は声明書で、 「使用者側がまず今回の実務交渉(8月21日)では全てをさらけ出して深く議論しようといったが、 事実上、解雇者の切実な気持ちを悪用すること以上でも以下でもなかった」とし、 「自尊心さえ無惨に踏みにじる使用者側の態度は、 もうこれ以上我慢できず、無期限ハンストに突入する」と立場を明らかにした。

▲双竜自動車労組のキム・ドクチュン支部長が8月31日から使用者側に解雇者復職のための交渉に誠実に応じることを要求して無期限ハンスト座り込みを始めた[出処:金ジェウク]

双竜自動車使用者側と労組は解雇から65か月経った1月21日、 解雇者問題解決のための実務交渉の進行に合意し、今まで交渉を続けてきた。 双方は、「解雇者復職、損賠仮差押え問題、双竜車正常化、28人の犠牲者遺族に対する支援などの議題を決めて7か月交渉を進めているが、 使用者側は最も重要な解雇者の復職問題にしっかりした回答をしていない。

労組は解雇者復職の一括復職を要求したが、 使用者側の立場を考慮し、解雇者の意見を聞いて「復職時期が明示された段階的復職」に要求案を修正した。 しかしこれに対して使用者側は 「車両販売の成果や生産計画を確定できず、 会社経営の未来の展望が不透明な状態」だとし、 復職期限の明示を拒否している。

双竜車は最近出したチボリの人気に続き、 新しくディーゼル型チボリを7月、市場に発表した。

これに対してキム・ドクチュン支部長は 「復職時期が明示された段階的復職に要求を修正したのは、 解雇者が生活の道筋をつけられるようにしたかったからだ」とし 「これ以上退く所はない。 交渉の核心は解雇者の復職だから、支部の最低の要求を基本的な前提にしなければ内容的接近ができない」という立場だ。 彼はまた損害賠償訴訟に関し、 「47億という天文学的な損賠仮差押えで解雇者の首を絞めている今、 双竜車問題の解決は法の定規と基準よりも社会的合意が核心だということを肝に銘じなければならない」と明らかにした。

現在、復職の対象は180人程度だ。 当初、復職を要求していた解雇者は187人だったが、 このうち定年退職、死亡、連絡途絶などがあり、 正確な人員は把握が難しい。

これについてキム・ドクチュン支部長は「カトリックニュース・チグミョギ」に 「何人であれ、人数は重要ではなく、たった一人も放棄できないということが基本原則」とし、 「復職が決定すれば、復職希望者の申請をはじめとする手続きが進められるだろう。 復職が決定していない現在としては、対象が誰なのかを規定することは優先ではない」と答えた。

また今後の交渉についても、交渉はずっと進められ、 会社がすぐ明日交渉をしようと提案してきたとし、 「ハンストを始めたのは遅々として進まない使用者側の立場を変えようとするもので、 ハンストとは無関係に会社が進展した内容で交渉を望めば、いつでも出て行く。 決して私たちが先に交渉を決裂させることはしない」と明らかにした。

キム・ドクチュン支部長は「解雇者にとって復職は命」とし、 市民に「多くの市民の社会的熱望で7か月間、交渉を行ったが進展がないのは残念だ」とし、 「この交渉は7年の闘争を終わらせ、双竜車問題を全て解決するためなのだから、 良い結果が出るように気持ちを集めてほしい」と頼んだ。

双竜車平沢工場を管轄地域にする水原教区正義平和委員長のチェ・ジェチョル神父は「カトリックニュース・チグミョギ」に 「ハンストの知らせを聞いてとても苦しい。 使用者側が解雇者に希望拷問をしているような気がする」と立場を明らかにした。 チェ神父は、現在双竜車労組委員長選挙があるというが交渉にきちんと集中しているのか心配で、 誰が労組の委員長になるのかによって、今後の交渉も影響を受けそうだとし、 「教会でどう支援すべきかまだ鮮明ではないが、 地域の正評委を中心に方法を議論することになるだろう」と話した。(記事提携=カトリックニュース・チグミョギ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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