ゼネスト蔚山大会「労働市場の改悪を防ごう」

ユン・テウ記者 2015.04.24 19:51

〈2信〉2015.4.24.19:20
「現代車支部暴力事態は見過ごせない」
民主労総蔚山闘争本部の代表者、以後の対応を議論

民主労総蔚山闘争本部(本部長カン・ソンシン)は、 4月24日のゼネスト蔚山大会の途中で起きた金属労組現代車支部の暴力事態を黙過できないとし、大会の後、午後7時に談話文を発表した。

蔚山闘争本部は「ゼネスト大会の途中に起きた暴力事態は見過ごすことができない厳重な事件だと認識している」とした。闘争本部は蔚山闘争本部代表者と闘本会議を開き、今後の対応を議論する。闘争本部は「ゼネスト蔚山大会で暴力事態が起きたことについて、民主労総蔚山闘争本部は心から組合員の仲間たちに頭を下げて謝罪を申し上げる」とした。

闘争本部は「朴槿恵(パク・クネ)政権に対する闘争の意志が今回の事件で色あせないように、迅速に責任ある行動を見せることを約束する」とした。

▲民主労総蔚山闘争本部は24日午後2時、大和江駅広場でゼネスト蔚山大会を開いた。［出処:蔚山ジャーナルヨン・ソンノク記者］

〈1信〉2015.4.24.17:04
ゼネスト蔚山大会"労働市場改悪防ごう"
大会途中現代車支部幹部舞台に上がって、騒乱

全国民主労働組合総連盟が4月24日、ゼネストに突入した。民主労総蔚山闘争本部はこの日の午後2時、大和江駅広場で民主労総ゼネスト蔚山大会を開いた。全国プラント建設労働組合蔚山支部、現代自動車非正規職支会、現代重工社内下請支会など約7000人の組合員が大会に参加した。

民主労総のカン・ソンシン蔚山地域本部長は「労働者たちがゼネストでこれまで奪われてきた権利を取り戻そう。反労働、反民主、反民生の賄賂政権をはね除けよう」と声を高めた。セウォル号遺族のチェ・ギョンドク氏は「(息子のソンホに)申し訳なくて生きていられない。朴槿恵大統領に必ず責任を問う」と訴えた。

プラント労組蔚山支部のカン・サンギュ支部長は「非正規職が1000万人を超え、最低賃金労働者は300万人を超えている。労働者の力で朴槿恵政権を打倒しよう」と話した。金属労組蔚山支部のチェ・ヨンギュ支部長は「労働者みな殺しにするす朴槿恵政権を審判しよう」とし「5月1日にも、6月と9月にも、朴槿恵政権を審判するまで闘争しよう」と述べた。

現代重工下請支会のハ・チャンミン支会長は「下請労働者は、骨が砕けるほどに週末もなく働いたのに、賃金を払えないと追い出される」とし「元請労働者も構造調整されている中で、元下請の労働者が共に戦わなければならない」と訴えた。ハ・チャンミン支会長は「総雇用保障と間接雇用撤廃のために闘争しよう。非正規職のない、労働基本権を享受できる世の中を作ろう」と話した。

ゼネスト地域実践団のホ・スヨン団長は「4.24ゼネストは正当な闘争」だとし「(政府が)セウォル号の真実を無視して労働者を絞り取る。鉄道など公共サービスを財閥に売り飛ばしている」と批判した。ホ団長は朴槿恵政権を批判して、金属労組中央ストライキ指針に従わない現代車支部を批判した。

▲ゼネスト地域実践団のホ・スヨン団長は「朴槿恵大統領は大統領の資格がなく、イ・ギョンフン現代自動車支部長は支部長の資格がない」と批判した。現代自動車支部執行幹部10余人がホ団長が発言している間に舞台に上がりホ団長に抗議した。［出処:蔚山ジャーナルユン・テウ記者］

大会の途中に暴行事件も発生した。現代自動車支部執行幹部10数人は、ホ団長が発言している間に舞台に上がり、ホ団長に抗議した。ホ団長が「朴槿恵大統領は大統領の資格がなく、イ・ギョンフン現代自動車支部長は支部長の資格がない」と批判する発言をしているときだった。ホ団長は現代車支部の幹部により首を負傷し、救急車で運ばれた。

大会に参加した現代自動車支部のある組合員は、イ・ギョンフン支部長と現代車支部執行部に抗議した。彼らは「現代車執行部がゼネスト投票の結果に従わずにゼネストをやらなかったので反発している」とし「執行部が組合員を欺瞞している」と吐露した。現代車支部は4月23日の支部拡大運営委員会で拡大幹部ストライキを決め、拡大幹部中心にゼネスト大会に参加した。

大会に参加した参席者が現代車支部の幹部にペットボトルを投げると、現代車支部も強く抗議した。

ゼネスト大会に参加したプラント労組のある組合員は「現代車支部がゼネスト大会をめちゃくちゃにした」とし「支部がストライキを決定しなかったのは内部事情かもしれないが、われわれ組合員と労働者数千人がイベントを行っている舞台に上がり、イベントを妨害したのは許せない」とした。

民主労総蔚山闘争本部は現代車支部が舞台に上がった後、大会の参席者が興奮して現代車支部と摩擦を起こしたため、予定されていた街頭デモ行進を取り消して大会を終えた。