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「最悪の殺人企業」現代製鉄、社内下請初の共同ストに突入

唐津、順天工場社内下請労組、労災および雇用安定、通常賃金、交代制変更など要求

ユン・ジヨン記者 2014.07.10 19:44

現代製鉄の忠南唐津工場と全南順天工場の社内下請非正規職労働者が 初の共同ストライキに突入した。

現代製鉄は昨年だけで10人以上の社内下請労働者が労働災害で死亡する最悪の重大災害事業場に選ばれる。 労働者の初めての共同ストライキの要求も、 労働災害対策と補償の要求がトップだ。 大型製鉄所の中で正規職/非正規職の交代制の形態で差別しているのも現代製鉄だけだ。

金属労組忠南支部現代製鉄非正規職支会と光州全南支部現代製鉄非正規職支会は7月10日午後3時、 ソウル市良才洞の現代・起亜車本社前に上京し、共同ストライキ宣布式を開いた。 この場には、この日全面ストを行った現代製鉄唐津、順天工場の社内下請労働者830人をはじめ、 正規職支会幹部など約1千人が参加した。

「最悪の殺人企業」現代製鉄、社内下請初の共同ストライキ突入

現代製鉄唐津工場の社内下請労働者たちは、2012年に非正規職労組を結成し、 昨年14の業者と基本協約を締結した。 基本協約により今年、労使は賃金団体協議を締結しなければならないが、 会社は賃金団体協議交渉を拒否して対立が高まった。 基本協約は専従者、事務室支給などを約束する基本的な労使協約に過ぎないが、 会社側は「基本協約が団体協約」と主張して交渉を拒否してきた。

労組の7次交渉の要求の末に6月末から顔合わせと交渉が始まったが、 最初の本交渉で交渉の形式をめぐり意見の差が発生した。 労組は基本協約を締結した14の業者をはじめ、新規に結成された3つの業者も入れて合計17の業者との集団交渉を要求しているが、 使用者側は集団交渉で新規に結成された3つの業者を排除することを主張している。

そのため忠南支部現代製鉄非正規職支会は7月2日から循環ストライキ、ゲリラストライキなどを繰り広げており、 10日には一日全面ストライキに突入した。 労使は7月11日午後2時に交渉を続ける予定だが、展望は明るくない。 労組はこの日の交渉以後、本格的な闘争計画を議論する計画だ。

忠南支部現代製鉄非正規職支会のチョ・ミング支会長は 「昨年、労使基本協約を締結して、会社は今年の非正規職労組と賃金団体協議締結を約束したが、 今になってこれを否定している」とし 「これ以上、下請労働者の犠牲を強要する経営を拒否する」と声を高めた。

正規職支会も元下請の共同闘争を決議した。 忠南現代製鉄支会のオム・テクァン副支会長は 「現在、正規職支会は非正規職闘争に参加できないが、 今日の争議調整申請以後、争議権を確保して、 非正規職支会と元下請闘争に立ち上がる」と明らかにした。

唐津、順天工場社内下請労組、労災および雇用安定、通常賃金、交代制変更を要求

現代製鉄順天工場の非正規職労組もこの日全面ストに突入した。 光州全南支部現代製鉄非正規職支会と使用者側は、 これまで交渉を続けてきたが、 労災の予防と対策、交代制形態、通常賃金、雇用安定などで意見の差が発生した。

現在、現代製鉄唐津、順天工場の非正規職労働者たちはすべて3組3交代勤務をしている。 正規職労働者たちは4組3交代で、勤務形態において正規職と非正規職の差別が発生する構造だ。 非正規職労組は今回の賃金団体協議交渉で4組3交代への勤務形態変更を要求している。

雇用不安解消の問題も争点だ。 現代製鉄が今年のはじめ、現代ハイスコの冷延部門を合併する過程で 7社のうち6社だけ雇用継承し、D社所属の非正規職労働者約30人が雇用不安に苦しむことになった。 通常賃金の争点でも、会社は定期賞与金を通常賃金に入れないと主張しており、労組と対立している。 何よりも労組の最初の要求である「災害予防と発生時の対策および補償」の部分でも意見の差が発生している。

光州全南支部現代製鉄非正規職支会のク・ヒス支会長は 「静かだった合併以後、労使対決に駆け上がっている」とし 「私たちの要求は正規職と同じ4組3交代の実施、 安全対策強化と労災問題解決、 そして4組3交代の施行による転換配置で雇用不安を解消しようということだ。 また大法院の判決により定期賞与金を通常賃金に含め、未払い賃金を解消しろということ」と説明した。

なお金属労組のチョン・ギュソク委員長はこの日の大会発言で 「昨年から10人を越える労働者が死んだが、 鄭夢九(チョン・モング)会長も現代製鉄代表理事も何の責任も負わなかった」とし 「同僚が代わりに働いてくれなければ休日も保障されない野蛮な3組3交代勤務を改善する責任も同じように元請にある」と強調した。

続いて「死なずに安全に働く権利、 雇用不安なく安心して働く権利、 労組が認められ現場で堂々と働く権利を勝ち取るために、 仲間たちの闘争が必ず勝利するように金属労組が共に戦う」と声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-11 11:33:51 / Last modified on 2014-07-11 11:33:52 Copyright: Default

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