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「労組破壊」に抗議する295日の高空籠城解除...「新しい闘争の開始」

ユソン嶺東支会イ・ジョンフン支会長が担架に乗せられクレーンで降りる...入院

キム・スンジャ現場記者 2014.06.29 16:22

忠北沃天の22mの広告塔で座り込み闘争をしていたイ・ジョンフン ユソン嶺東支会長が 259日目になる6月28日12時頃に座り込みを解除した。 イ支会長は担架に横たわり、クレーンで降りてきた。 民主労総のキム・ソンミン忠北本部長は体調が悪いイ・ジョンフン支会長の代わりに、 イ支会長の「組合員に差し上げる手紙」文を朗読した。

長期化した高空籠城でイ・ジョンフン支会長の健康が悪化し、 6月13日、20日、24日の3回にわたり医療スタッフが座込場に上がった。 医療スタッフらは「筋肉が減退し、筋力が下がって腰ディスクが悪化した」と診断した。 6月24日には脱水性熱脱力、高血圧、消化障害、腰ディスク悪化などが重なったという診断をした。 「現在の健康状態では座り込みを維持すると危険になりかねない」という所見だった。

[出処:キム・スンジャ現場記者]

[出処:キム・スンジャ現場記者]

[出処:キム・スンジャ現場記者]

全国金属労組は午前11時に沃天座込場で決意大会を開き、 イ・ジョンフン ユソン嶺東支会長の高空籠城中断と、これからの新しい闘争を始める闘争宣布式を開いた。 チョン・ギュソク金属労組委員長は 「われわれは今日、イ・ジョンフン支会長の高空籠城を中断する。 イ・ジョンフン支会長の健康を手当し、新しい闘争を始めるためだ」と話した。

チョン委員長は続いて 「ユソン企業は逮捕令状執行を誘導するための意図的に暴力を行使し、 隠しカメラを設置して組合員の一挙手一投足を監視し、現場を修羅場にした」とし 「これに対し、現場組織と現場闘争をさらに強化する闘争に方向を転換し、 労組破壊の犯罪者を拘束させる日まで、この闘争は止めない」と伝えた。

ホン・ジョンイン ユソン牙山支会長は 「昨年10月、イ・ジョンフン支会長と共に高空籠城を始め、 労組破壊犯罪者である柳時英(ユ・シヨン)拘束と嶺東工場、牙山工場の二人の工場長の拘束は必ず勝ち取ろうと決意した。 イ支会長はその後、一人で闘争を続けてきた」とし 「イ支会長の高空籠城は、現場闘争をさらに強くし、 仲間たちの団結をさらに強めた」と話した。

イ支会長は10月13日に一緒に上がったホン・ジョンイン牙山支会長が2月の交渉と現場闘争を強化するために降りた後、 22mの高空座込場で一人で座り込みを続けた。

ホン・ジョンイン支会長は続いて 「ユソン牙山組合員4人に拘束令状が請求され、 嶺東工場には隠しカメラが設置されるなど、ユソン企業の蛮行は続いている」とし 「ユソン企業の労働弾圧と蛮行は、2011年の攻撃的職場閉鎖、 用役チンピラ暴力指示、創造との労組破壊工作、不当解雇などの労組破壊犯罪行為に何の処罰もしない政権と検察に責任がある」と指摘した。

クク・ソッコ ユソン嶺東副支会長は 「イ・ジョンフン支会長が労組破壊への厳しい処断を要求して高空籠城を始めて9か月だ」とし 「腐りきった政権と検察は労働者の血がにじむ叫びをまだ無視している。 ただ『資本肩入れ』だけに熱を上げている」と強く批判した。

クク・ソッコ副支会長は「嶺東工場からは多くの隠しカメラが発見された。 労働組合の活動を監視するために設置されたものだ」とし 「反省を知らないユソン資本を懲らしめる現場闘争で労組破壊を終わらせる」と闘争の意思を確かめ合った。

[出処:キム・スンジャ現場記者]

金属労組のチョン・ウォニル大田忠北支部副支部長は 「259日間、悪徳資本を拘束させるために自分の身を削って高空籠城を続けてきたイ・ジョンフン支会長の健康が悪化した。 医療スタッフは腰ディスク悪化、消化障害、高血圧などの診断と深刻な憂鬱障害の所見を出した」とし 「必ず労組破壊を懲らしめる新しい闘争を展開する」と明らかにした。

ソウル大の金世均(キム・セギュン)名誉教授は 「悪条件の中でも労組破壊を必ず処罰するという意志で高空籠城を展開したイ・ジョンフン支会長の健康悪化で胸が痛い」と話し始めた。 金世均教授は続いて「イ・ジョンフン支会長の高空籠城は、労組破壊に対する象徴的闘争であり、韓国社会への影響は大きい」とし 「何よりもユソン企業事業のオーナーが労組破壊のためにあらゆる蛮行を行っているが、 ユソン支会の仲間たちは民主労組をしっかり守り、成長していることを見せた。 高空籠城は地上の闘争を援護するためだ」と話した。

一方、イ支会長はこの日、きちんとした治療を受けられないまま警察に自主的に出頭して調査を受け、 また病院に運ばれて入院した。 清州地方法院は4月にイ支会長に対し、集会・デモに関する法律違反と共有財産・物品管理法違反容疑で逮捕令状を発行した。

高空籠城を解除しながら、組合員に差し上げる文

イ・ジョンフン支会長の手紙

仲間のみなさん、ありがとうございます。感謝します。

昨年10月13日。 結婚記念日も忘れてこの沃天鉄塔に上がってきました。 ただユソン資本を拘束させるという意志であの苛酷な冬を越え、 三つの季節が過ぎました。 そして今日、259日間の高空闘争を終えて降りてきます。 仲間たちに申し訳ありません。 健康な姿で降りてきてマイクを持って力強く演説し、挨拶し、握手して、抱擁したのに、 それができず、本当に申し訳ありません。

しかし、仲間のみなさんに約束します。 高空籠城期間中に減少した体力の限界を一日も早く補強し、 さらに力強い姿で闘争計画を提出できるようにします。

仲間の皆さん、この国の津々浦々まですっかり大騒ぎになっています。 悪いことをした奴が腹を立てると言いますが、資本と政権が悪いことをして騒ぎながら、 きちんと収拾できずに罪のない人だけを殺し、 監獄に閉じこめるなど、あらゆる弾圧に必死になっています。

ユソン資本もまた同じです。 2011年5月18日、金属ユソン支会を抹殺しようと数百億ウォンを注ぎ込み、 用役チンピラを雇って検察・警察を買収し、労働部・国家情報院・青瓦台をそそのかして暴力と不法で弾圧してきました。 あの血なまぐさい残酷なテロ行為が今でも夢に現れてくらくらするほどです。

この前、ユソン資本と検察・警察がいかさま博打をするかのように御用労組を前に出して私たちの金属組合員に電気衝撃器で攻撃する殺人行為のようなテロを行いました。 ところが、この事件の本質のテロ犯への司法処理がうやむやになり、 われわれ組合員に逮捕令状と拘束令状が請求されるという、 ひどい不公正捜査が行われたりもしました。

しかし仲間の皆さん、もうユソン資本の行動が天下にあらわれています。 検察と警察、権力を除き、すべての人が不法だと話します。 事実、証拠もまた数万ページもの資料があるほどです。

ミミズも踏めばのたうちまわると言います。 もう踏まれていずに反撃しましょう。 そのまま忘れずにいましょう。 たとえ今日、沃天広告鉄塔高空籠城を降りるとしても、 一日も早く体力を回復するようにします。 愛するわが組合員たちと手を取って、現場に密着した闘争をまた組織します。 屈することなく闘争します。 進撃して行きます。 多少動いたユソン資本がまた職場閉鎖と用役チンピラを動員し、私たちを脅迫して威嚇するのかを試してみます。 そして必ず勝利します。歯をくいしばってまた戦いを組織します。

高空籠城を応援して下さり、私を心配して下さった仲間の皆さん。 どうもありがとうございます。 感謝します。 必ず勝利で報いるようにします。

最後に高空籠城を始めた日から、空しさと心配で心を痛めた人。 私が一番愛する人。 私の片割れ。 久しぶりに呼ぶ名前。ヨンヒさん。 ありがとう。愛してる。

付記
キム・スンジャ様はメディア忠清現場記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-01 09:07:14 / Last modified on 2014-07-01 09:07:16 Copyright: Default

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