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ケーブル放送3社非正規職が共同ストに突入...屋上から落ちても労災不認定

3社の組合員1200人が警告スト、元請に交渉を要求

ユン・ジヨン記者 2014.06.10 18:51

ケーブル放送3社の非正規職労働者たちが今日、共同ストライキに突入した。

希望連帯労働組合CNM支部とケーブル放送非正規職支部、 ケーブル放送非正規職Tブロード支部所属の組合員約1200人は6月10日の午前8時、 ストライキに突入した。

彼らは午前10時30分、鍾路普信閣の前で「全組合員ストライキ1日目決意大会」を開き、 ストライキ闘争を宣言した。 現在ストライキに突入している3社は、 △生活賃金争奪、△多段階下請け禁止、△雇用保障、△地域放送公共性争奪の 共同要求を掲げている。

ケーブル放送3社非正規職が共同ストライキに突入

ケーブル放送非正規職支部のキム・ヨンス支部長は 「今日は3社労組共同ストライキの初日だ。 安全な雇用と正当な賃金、雇用保障を要求する労組の要求は当然だ」とし 「また、加入者が何も知らないまま、不当、不法な営業にさらされている状況を変えなければならない。 元請は今すぐわれわれの要求に答えなければならない」と強調した。

先立ってこれら3つの労組は2月から5月まで、賃金団体協議交渉を進めてきたが、 意見の差が狭まらずに交渉は中断されている。 CNM支部では6月9日に中央労働委員会の争議調整が最終決裂し、 ストライキをすることになった。

CNM支部のキム・ジンギュ支部長は 「昨日、中労委の調整が決裂して、ここに立つことになった。 やはり使用者側は投機、悪質資本の姿を見せた」とし 「3つの支部は、今回のストライキを始めとして警告、循環、部分別ストライキなど、 すべての可能性を開いて闘争方法を駆使する」と声を高めた。

3つの労組はこの日、共同で警告ストライキを行い、 元請の集中交渉を要求してストライキ闘争を続ける方針だ。 使用者側の代替人員投入に対応し、労組は毎日午前、ストライキの日程と計画指針を共有する。 ケーブル放送非正規職Tブロード支部のイ・シウ支部長は 「生活賃金保障、勤労条件改善、雇用安定保障を目標として3つの支部が集まった。 われわれは元請悪質資本と闘う」と明らかにした。

これまでの労使交渉で争点になってきた事案は、 賃金と雇用安定、再下請け問題だ。 使用者側が賃金団体協議の過程で賃金凍結や削減案を提示したり、 不法な再下請けを拡大する方針を表明し、労組の反発をかった。 (株)CNMの売却の過程で労働者の雇用保障問題も争点に浮上した。

屋上から落ちても「労災」にならず...労働環境改善が至急

何よりも急がれるのは、ケーブル放送非正規職労働者たちの劣悪な労働環境改善の問題だ。 伝送網、営業、AS、統合業務などをするケーブル技師たちは、 屋上や塀、電信柱、はしごなどで作業をするため、感電や墜落などの危険に露出している。

ケーブル放送3社の非正規職労働者たちだけでなく、 サムスン電子サービス、SKブロードバンド、LGU+などのサービス技師のほとんどが、 こうした劣悪な労働環境と低い賃金に苦しんでいる。 6月10日午後2時、国会議員会館大会議室で開かれた 「ケーブル、通信労働者たちの産業安全保健実態報告および証言大会」では、 ケーブル、通信労働者たちの普段の作業環境を写した映像が公開された。

労働者たちは、すべりやすく傾斜が急な屋根に何の安全装備もなくのぼって働いたり、 電柱、アパート バルコニーなどにしがみついて働く。 もし業務中に事故に遭っても労働災害として認められないことも多い。 治療費も労働者が負担し、治療期間中の賃金も支払われない。

ケーブル放送非正規職支部TNC支会のイ・インス政策次長は 「業務中に交通事故に遭って、全治10週の診断で入院したことがあった。 3か月程、働けなかったが使用者側は自分の過失だとし、 労災どころか無労働・無賃金の原則を適用し、何の措置もしなかった」とし 「数年前、ある労働者が電信柱から落ちるという事故がおきた。 その後、使用者側は腰にかける安全装置を支給したが、安全装置の費用を給与から差し引いた」と説明した。

続いて「昨年の労組結成後にまた一人の労働者が電信柱から落ちる事故に遭った。 まだ病院で治療を受けている。 別の1人は業務中に脳出血で死亡した。 労組が労災で処理してくれと会社を圧迫した」とし 「その後、会社は閉鎖を通知し、元請は6月末で契約解止を通知した」と声を高めた。

SKブロードバンド非正規職支部全州支会のハ・テジン組合員も 「昨年のはじめ、作業中に屋上のバルコニーから落ちて1人の労働者が死亡した。 電信柱から落ちて障害等級判定を受け、会社をやめた労働者も2人いる」とし 「私も業務中に事故に遭った。 安全装備も自分の金で買わなければならず、個人事業者だというので労災処理もなかった」と吐露した。

顧客センターやコールセンターで相談業務をする労働者たちも、精神的なストレスに苦しむ。 CNM支部テレワークス支会のシン・ソンジョン組織次長は 「顧客センターは顧客が気楽にASを受け、設置などについて相談員と相談する。 だが現実は、顧客の問題を解決するよりも営業に偏重している」とし 「各種の付加サービスに対する営業だけでなく、今はハナカードまで集まりカード営業もしている。 営業できない場合、退勤後に残って自分のコール(通話内訳)を聞き直して自己批判する」と声を高めた。

続いて「営業する時は熱心に割り込んでくる管理者は、顧客の苦情電話には知らんふりで一貫する。 強硬な苦情をチーム長につなぐととても怒る」とし 「一日中座っていているのでよく便秘にかかるが、 トイレにいるとチーム長が追いかけてきて携帯メッセージを送ったりもする。 会社は相談員らに気楽に働ける環境を考えるどころか、どうすれば一人の相談員から十を奪えるかばかり深く考えているようだ」と憤激を放った。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-11 00:40:49 / Last modified on 2014-06-11 00:42:03 Copyright: Default

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