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蔚山科学大座込者、雨の中、放り出される

裁判所、ストライキ5ケ月のため座込場強制退去執行

イ・サンウォン記者 2014.10.21 13:52

蔚山地方法院は10月20日午前7時、 蔚山地域連帯労組蔚山科学大支部の清掃労働者たちがストライキ座り込みをしていた 蔚山科学大本館1階の座込場に対する強制退去を執行した。

▲蔚山科学大清掃労働者が座込場から追い出された後、本館前で雨やどりしている。(c)イ・サンウォン[出処:蔚山ジャーナル]

裁判所は執行官19人と用役約100人を動員し、 蔚山東部警察署は3中隊兵力約240人を動員して衝突に備えた。

裁判所の執行官は座込場に残っていたキム・スンジャ支部長など組合員6人に座込場撤去事実を告知して、 座込場から出るよう要求した。 執行官は、座り込みに使われた冷蔵庫などの炊事道具と床に敷かれた断熱材、音響機器、横断幕などを撤去した。

キム・スンジャ支部長は 「強制執行は予想していたが、闇があける前の夜明けにこうして来るとは思わなかった」とし 「雨が降っていて、雨の中、学校の外に捨てられた」と明らかにした。 キム支部長は「最低の生存権の要求に、学校はこのように対応してはいけない」とし 「ホ・ジョンソク総長が直接ひざまずいて謝罪するまで戦う」を強調した。

彼らはこの日午後12時20分に本館前で糾弾集会を開き、 ストライキを続けるテント座込場を設置した。

▲民主労総蔚山本部をはじめとする蔚山労働団体は20日午後、蔚山科学大本館前で緊急集会を開いて強制退去を糾弾した。(c)イ・サンウォン[出処:蔚山ジャーナル]

この日の強制執行は10月7日、 学校の退去断行および業務妨害禁止仮処分申請を裁判所が受け入れたことによるものだ。 裁判所は労組が本館座り込みを続ければ、強制撤去をするか30万ウォンの強制履行金を賦課すると決定した。 学校の関係者は「強制執行期間は明日(21日)までだった。 今日から学生の試験もあるので撤去を行った」と話した。

強硬一辺倒の学校行政、解決の糸口見えず

なお127日目になる蔚山科学大清掃労働者のストライキが 学校の全方向的な強い圧迫で解決の糸口を見つけられずにいる。

学校は10月13日から労組が座り込みをしていた本館1、2階ロビーの電気を切った。 本館の外にある水道施設の水も止めた。 清掃労働者たちは、これまで1、2階ロビーのコンセントと水道施設から必要な電気と水を調達してきた。

17日には教授、教職員、学生約500人が労組が結びついていたリボンなどの掲示物を撤去した。 民主労総蔚山本部は学生たちから 「教授たちが掲示物の撤去に参加しなければ単位を出さないと言った」という証言を確保したと明らかにした。

彼らは「学校が学生を動員し、ストライキ妨害行為をしたのは明白な学生の人権侵害」と批判した。 学校側は「学生たちが自発的に参加したのであって、強圧的な試みはなかった」と明らかにした。

付記
イ・サンウォン記者は蔚山ジャーナル記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-22 04:17:18 / Last modified on 2014-10-22 04:17:19 Copyright: Default

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