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金属労組スト決起大会...「政界に期待しない」

ソウルの決意大会に3千に集結、釜山、蔚山などでも決意大会

ソン・ジフン記者 2013.01.30 18:33

起亜自動車非正規職支会のユン・ジュヒョン氏の死で烈士政局が続く中、金属 労組は1月30日、ストライキを宣言し、ソウル、釜山、蔚山、光州の4つの地域 で地域別総力決意大会を開いた。ソウルの地域決意大会には金属労組の組合員 3千人が集まり、整理解雇撤廃と不法派遣正規職化、双竜自動車国政調査実施を 要求した。

金属労組は午後4時、ソウル市南営洞の韓進重工業本社前で決意大会を始めた。 金属労組は韓進重工業前で「チェ・ガンソ烈士は自殺したのではなく、社会に 殺された」と叫んだ。彼らは「チェ・ガンソ組合員は使用者側の158億の損賠仮 差押えで命を失った」とし「労組に加入してストライキしたことを理由に莫大 な金額の損賠仮差押えを押し付けられるのなら、憲法が保障する労働者の権利 をどうやって主張できるのか」と主張した。

決意大会の参加者は、南営洞の韓進重工業を出発して、ソウルの中心部をデモ 行進し、整理解雇撤廃と損賠仮差押え撤回、不法スト弾圧、正規職化などの要 求を市民に宣伝した。デモ行進では、行進する車道をめぐり警察と小競り合い になったが、物理的な衝突は発生しなかった。

中心部でのデモ行進を終え、5時頃から世宗路のサムスン本館前で本大会を開い た。彼らは本大会で、朴槿恵(パク・クネ)大統領当選者に双竜車の国政調査の 合意などの労働懸案への対策を要求し「正義と常識を踏みにじり最低の約束も 守らない新政府が発足すれば、出帆式は花道ではなく、イバラの道になる」と 警告した。

民主労総のペク・ソックン非対委員長も「経済民主化と庶民のための政治を語っ た朴槿恵新政府は、対話不能の蛸壺政治をしていて、双竜と現代車、ユソンの 労働者は、まだ地面を踏めない」と批判した。ペク・ソックン非対委員長は 「一か月ほどの間、何度も引継委員会に行って対話を要求したが、業務引継委 員会は対話の要求に答えなかった」とし「対話も拒否すれば多くの闘争事業場 の労働者の痛みは誰が聞くのか」と業務引継委員会の対話不在を詰問した。

ペク・ソックン非対委員長は、双竜自動車の国政調査に反対しているセヌリ党 にも苦言を吐いた。ペク非対委員長はセヌリ党を『混乱した家庭』と称して 「大統領当選者が国政調査を公約に掲げたのに、与党の院内代表という人は、 行く先々で国政調査反対を叫んでいる」とし「混乱した家庭のような政府与党 とは、同じ土地では暮らせない」と話した。

金属労組ユソン牙山支会のキム・スンソク副支会長は「むしろ法が労働者たち を弾圧している」とし「現場労働者の団結でこの難局を戦おう」と強調した。 キム副支会長は「労働者の権益と人権を保護するための複数労組が、むしろ 労働者を分裂させ弾圧している」と指摘し「複数労組で多くの仲間たちが死んだ 恨みをはらすため、ここで現場労働者が団結しようという決意を新たにしよう」 と話した。

金属労組のパク・サンチョル委員長も、政界に期待せず、労働者の団結を強調 した。パク・サンチョル委員長は、「国務総理候補者と憲法裁判所長候補者が 不正で辞退する政権を、どうして庶民が信じられるか」と問いかけ「政権には 期待せず、労働者自身が労働戦線を構築し、労働者の力で非正規職、整理解雇 による死がなくなる世の中にしよう」と話した。

金属労組は5時40分頃、爆竹を打ち上げる象徴儀式を最後に集会を終え、自主解散した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-31 09:11:30 / Last modified on 2013-01-31 09:11:31 Copyright: Default

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