韓国:双竜車30メートル高空籠城「闘争を続けよう」 | |||||||
Menu
おしらせ
・レイバーフェスタ2024(12/25) ・レイバーネットTV(12/11) ・あるくラジオ(10/10) ・川柳班 ・ブッククラブ(2025/1/11) ・シネクラブ(9/1) ・ねりまの会(10/12) ・フィールドワーク(足尾報告) ・三多摩レイバー映画祭 ・夏期合宿(8/24) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第97回(2024/12/10) ●〔週刊 本の発見〕第370回(2024/12/12) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2024/12/19) ●川柳「笑い茸」NO.158(2024/10/26) ●フランス発・グローバルニュース第15回(2024/12/24) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第96回(2024/12/5) ●「美術館めぐり」第6回(2024/12/23) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひろば・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・choose life project・一月万冊・ArcTimes・ちきゅう座・総がかり行動・市民連合・NPA-TV・こばと通信
|
双竜車30メートル高空籠城「闘争を続けよう」[インタビュー]送電塔で高空籠城を始めた双竜車労働者3人
ソン・ジフン記者 2012.11.20 16:46
今年、一番寒かった11月20日の明け方、双竜自動車解雇労働者ハン・サンギュン、 ムン・ギジュ、ポク・キソンの3人は、平沢双竜自動車工場前の送電塔に上がった。 15万ボルトの電気が流れる30メートル上空だ。 彼らが送電塔に上がる前日の19日には、双竜車キム・ジョンウ支部長が41日で ハンストを中断して病院に運ばれた。深刻な健康の悪化でこれ以上ハンストを 続ければ危険だという双竜車支部の判断だった。支部の組合員はハンストを 中断した支部長に申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを伝えた。しかし五十を越 えた労働者が40日以上食を断ち、命の危険に直面しても、双竜車問題は解決の 兆しが見られない。 「どうしても闘争を止められなかった」というムン・ギジュ整備支会長とハン・ サンギュン前支部長、ポク・キソン非正規職支会主席副支会長は、11月20日の 午前4時、夜明け前に送電塔に上がった。彼らが送電塔に上がってすぐ、使用者 側職員を含む人々が駆けつけた。送電塔に上がった彼らは朝7時頃『解雇者復職』 と書かれた懸垂幕を掲げた。 ▲3人が上がった双竜車工場前の送電塔[出処:イ・チャングン ツイッター(@nomadchang)] ムン・ギジュ、「あとどれほど死ねばいいのか、糸口が見えるまで降りない」ムン・ギジュ整備支会長はチャムセサンの電話を受けるとすぐ「とても寒い」 と話した。「準備をするといったが、どうやら不十分だった」と言う。彼は 「保温の問題がどうしても至急で、今は3人が安定していられる踏み台もない」 と伝えた。よりによって今年で一番寒い日、30メートルもの上空で足を踏む所 もない彼らの切迫さが伝わる言葉だ。 送電塔には現在、合板2枚と数本の水のボトルが上がっている。電話がつながっ た10時現在、彼らは食事ができないという。送電塔の下では警官がマットレス を敷き、双竜車組合員と対峙している。水も食事も搬入が阻止された。彼らは 「下で携帯電話に充電して上げてもらおうとしたが、すぐ放電してしまう」と 話した。 ムン・ギジュ支会長は「ハンストを見守り、胸がとても痛かったが、相変らず 解決の兆しが見えない現実」を話した。「聴聞会で計画倒産と会計操作が明確 になって、犠牲者が続々と発生し、ハンストで命が切れる危機に処しても何も 変わらない」という。 いつまで座り込みを続ける計画かという問いに、ムン・ギジュ支会長は「期限 は決めていない」と答えた。彼は「解雇されて3年半を路上で野宿して戦ったし 23人も死んだ。ここが野宿とどれほど違うか、犠牲になった仲間たちよりどれ ほど危険か」と話した。彼は続いて「糸口が見えずに上がったのだから、国政 調査の実施と真相究明など解決の糸口が見えれば降りる」と話した。 ▲ハン・サンギュン前支部長の出所当時。ムン・ギジュ整備支会長、キム・ジョンウ支部長[出処:ニュースセル] ハン・サンギュン、「私たちの闘争は私たちが自ら変える」ハン・サンギュン前支部長は09年の77日玉砕ストライキによる収監生活で、 8月に満期出所した。そして3か月でまた狭い合板2枚の上にのぼった。彼は 「何かしなければ耐えられなかった」とした。 ハン・サンギュン前支部長は双竜車組合員にとって『一番上の兄』のような人 だ。双竜車のコ・ドンミン組合員はハン・サンギュン支部長が出所した日は、 自分のツイッターに「同じ年頃の子供たちに囲まれて、拳を握りしめていたら 上の兄が合流したような気持ち」と話した。そして合流した上の兄は、弟たちと 「何かするために」送電塔に上がった。ハン・サンギュン前支部長は「皆死線を 行き来していた。選択の余地がなかった」と話した。「なんとしてでも闘争を 続けていかなければならなかった」とも話した。 ハン前支部長は「私たち自身の力」を強調した。彼は「双竜車だけでなく整理 解雇、非正規職問題に政界の決断を要求しているが、政治から労働は消えてい る」と話した。彼は「彼らによって変わることを期待したりもしたが、結局、 相変らず極限状況に追い出されているのが労働者の現実」と話した。彼は「私 たち自身が闘争を作り、床を打破って立上がらなければならない」と強調した。 彼らは鉄塔の上で立場を発表し「華麗な公約で労働者・庶民の票を求めるが、 結局、国家競争力のために労働者の解雇と非正規職に追いやる政治屋どもに、 私たちの命は任せられない」とし「労働者全員が固く団結して戦い、また戦い、 この奴隷のような生活のくびきを打ち破ろう」と訴えた。 ハン・サンギュン前支部長は心配する人への言葉を聞くと、「連帯してくれ」 と答えた。『心配するな』という答を予想していたが、まさに彼らに必要なの は心配や同情ではなく『連帯』だった。彼は「労働者が共に力を合わせて戦お う」という言葉で通話を終えた。 本当に送電塔の下の彼の『仲間』たちは、「彼らを心配していない」と話した。 双竜車支部のイ・チャングン企画室長は「とてもしっかり戦い抜くと信じてい るから心配しない」と話した。彼は「労働者たちはなぜまた鉄塔に上がるのか ととがめず、こんな方法を使わせる人に文句を言ってくれ」と話した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-11-21 14:53:16 / Last modified on 2012-11-21 14:53:16 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |