鉄道労組、27日『民営化阻止』全面スト...11月9日から無期限スト

「鉄道民営化中断、2012年賃金団体協議勝利ための全面スト宣言」

公共運輸労組連盟全国鉄道労働組合(委員長イ・ヨンイク、鉄道労組)が10月27 日に1次警告ストライキに突入する。

彼らは民営化の中断など、賃金団体協議の要求条件が貫徹されなければ、31日 と11月3日に2次、3次の警告ストライキを行い、11月9日から無期限全面ストに 突入する方針だ。

鉄道労組は10月23日午後、民主労総大会議室で記者会見を行い、「鉄道民営化 中断、2012年賃金団体協議勝利のための全面ストライキを宣言する」と発表した。

鉄道労組のイ・ヨンイク委員長は「KTX民営化政策は国民の反対に突きあたった が、李明博政権はこれを放棄せず鉄道公社運営資産を民間資本に渡すという、 下品でせこいやり方で民営化を推進しようとしている」とし「大統領選挙で、 野党に政権交替しても、民営化を元に戻せなくしようとしている」と批判した。

続いて「鉄道労組は李明博政権が進める民営化の中断、非正規職の正規職化、 解雇者の復職などを核心要求とする2012年賃金団体協議交渉を進めているが、 政府の不通と鉄道公社の不誠実で交渉が難航している」とし「政府と公社は前 向きな立場に変わらなければ27日午前09時付でストライキに突入する」と明ら かにした。

これに伴い労組は22日〜26日まで全国地区別に夜間総会を開催し、27日午前9時〜 午後7時までの1次警告ストライキに突入する予定だ。この日、ソウルと釜山、 大田、栄州、順天の全国5つの地域では全面ストライキ集会が開かれる。

31日には2次警告ストライキと共に、『公共部門労働者総決起闘争』に参加する 予定だ。公共運輸労組連盟はこの日、ソウル市汝矣島で3万以上の公共部門労働者 が参加する総決起闘争集会を開く。

また政府と公社が立場を変えなければ、11月3日の3次警告ストライキと11月4日〜 8日の順法闘争を経て、11月9日から無期限全面ストに突入する。

イ・サンム公共運輸労組連盟委員長は「鉄道労組のストライキと要求は正当だ」 とし「鉄道労組に続き31日にガス公社支部と健康保険公団支部、国民年金公団 支部、11月3日に学校非正規職労働者のストライキと公共労働者総決起闘争で、 公共機関民営化阻止、政府の予算編成指針無効化闘争などを展開していく」と 明らかにした。

現在、鉄道労組はおよそ2万1700人の組合員のうち約5000人が1次警告ストライ キに参加すると予想している。パク・ジョンウォン鉄道労組事務局長は「必須 業務維持により、ストライキ参加人員は約5000人と予想しているが、ストライ キ集会には非番者、休業者など、ほとんどの組合員が参加することになるだろう」 と明らかにした。

鉄道労組は記者会見文で「鉄道ストライキが韓国社会、市民らの生活に及ぼす 影響をはっきり知っているので、鉄道労組は最後まで交渉による解決のために 努力する」とし「しかし、鉄道公社と政府の立場を変えなければ、きっぱりと 決断し、10月27日の09時からストライキに突入し、鉄道民営化中断を含む2012 年の賃金団体協議勝利の日まで強固に闘っていく」と明らかにした。

一方、国土海洋部は、秋夕連休を使い、鉄道公社の資産である駅と車両基地、 管制権といった鉄道施設の回収を始めた。国土部の計画で鉄道の資産が回収さ れると駅の施設と車両基地などの施設資産の所有権は国家に帰属するが、施設 管理は施設公団など、国家以外の組織が引き受けるようになる。

現在、国土海洋部は鉄道資産回収のために、鉄道産業委員会の書面審議も終え ているが、結果については公開していない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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