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同徳女子大清掃労働者集団解雇、『労組弾圧』議論

「同徳女子大、昨年の交渉の『雇用安定』約束を破った」

ユン・ジヨン記者 2010.05.31 18:07

同徳女子大清掃労働者が5月31日、再契約を前に集団解雇の危機に置かれた中で、 学校側は問題解決の意志を見せずに対立が続いている。

清掃労働者たちは新規外注業者の(株)大韓安全管理公社になって最低5人の集団 解雇の危機に置かれている。5月26日に用役業者が採用説明会を開催し、採用人 員5人を削減すると発表したためだ。まだ解雇対象者は選ばれていないが、解雇 の基準は年齢になるという観測が支配的だ。

問題は、清掃員の今年の新規採用がこれまでの58人から64人に増えたことだ。 人員が補充されても既存の労働者を解雇するのは納得が行かないという。特に 用役業者側はフリーマーケットなどの採用情報誌で、男性連想部門を新規採用 しているのを見ると、解雇人員が増える可能性もある。

昨年8月31日、美化労働者たちは労働組合を結成した後、同徳女子大との団体交 渉で雇用安定と労働条件改善、そして賃上げを勝ち取った。だが同徳女子大は 新規の外注業者との契約で集団解雇を放棄し、労組との『雇用安定』の約束を 破った形になった。

公共労組ソウル京畿支部のパク・ミョンソク支部長は「昨年の交渉の時、定年 になった人は話合いで漸進的な計画により送りだすことにしたが、学校は新規 契約を口実に議論の手続きもなく一気に整理しようとしている」と批判した。 続いて「人員補充をしても解雇をするなど、納得できない学校側の行動は結局 労組弾圧が目的だろう」と主張した。

このような状況が続き、同徳女子大美化労働者は5月28日、雇用継承を要求して 総長室での座り込みに入った。だが面談でキム・ユンシク総長は、「雇用継承 はできない」という立場を固守し、一部の学校関係者が労組員と小競合になっ た。また31日には事務局長室座り込みに突入した。

一方、集団解雇に関して公共労組ソウル京畿支部同徳女子大分会清掃労働者は 5月31日午前11時、同徳女子大本館前で『同徳女子大学校当局糾弾、雇用継承争奪』 記者会見を行い立場を発表した。

▲公共労組ソウル京畿支部同徳女子大分会清掃労働者らは31日午前11時、同徳女子大本館前で『同徳女子大学校当局糾弾、雇用継承争奪』記者会見を行った。

彼らは記者会見で「同徳女子大で、長ければ10年以上、短くも3〜4年働いてき た美化労働者が、用役業者が変わったという理由一つで集団解雇される状況に 置かれた」とし「同徳女子大はこれまで清掃労働者に財団創立者家族の墓の草 むしりまでさせ、引越の荷物運び、イベント会場のセッティング、学内草むし りなど、清掃業務と無関係な各種の不当な業務を指示してきた」と明らかにした。

また用役業者には「労働組合は、同徳女子大、そして新規用役業者との3者面談 を要求したが、新規用役業者に選ばれた大韓安全管理公社は現在も労働組合と のいかなる対話も拒否している」と批判した。

公共労組ソウル京畿支部のクォン・テフン組織部長は、「用役業者は組合員に 個別に電話と携帯メールを送り組合内部を破壊しようとしている」とし「交渉 を要求しても、交渉できないと言って応じない」と明らかにした。

記者会見団はこの席で同徳女子大に、△無条件の雇用継承保障、△元請使用者 としての責任認定と団体協約継承保障を要求し、用役業者には労働組合を認め、 労働組合と誠実に対話するよう要求した。

▲清掃労働者らは31日記者会見が終わった後事務局長室座り込みを始めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-06-01 17:54:07 / Last modified on 2010-06-01 17:54:09 Copyright: Default

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