韓国:ヴァレオ、法院の判決を無視して事実上の職場閉鎖を維持 | |||||||
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ヴァレオ、法院の判決を無視して事実上の職場閉鎖を維持慶州市庁、ヴァレオ電装支会金属労組脱退後、申告完了証を留保
キム・サンミン(金属労組宣伝部長) 2010.05.26 11:38
慶州ヴァレオ・マンド使用者側は、表では職場閉鎖を撤回すると言っているが、 相変らず一部組合員の出勤を阻止している。 大邱地方法院慶州支院は5月19日、ヴァレオ電装システムズコリア(株)(代表理 事カン・キボン)が2月16日から行っている職場閉鎖に対して「職場閉鎖の効力 を停止する」という決定をした。会社の職場閉鎖が防御的措置ではない攻撃の 手段に悪用されていることを法院も認めたのだ。法院は「会社は組合員の勤労 提供を拒否してはならず、これに違反すれば、そのたびに組合員に百万ウォン を提供しろ」という命令も付け加えた。法院決定文を受けた会社は、職場閉鎖 99日後の25日朝8時付で職場閉鎖を撤回した。
▲5月25日慶州支部とヴァレオ・マンド支会がヴァレオ使用者側の不法職場閉鎖を許可した労働部浦項支庁を糾弾する記者会見を行っている。[出処:キム・サンミン(金属労組宣伝部長)]
5月25日朝、職場に帰れるという膨らんだ気持ちで出勤した組合員を待っていた のは、相変らず堅く閉じられた鉄門と用役だった。会社の出入り口には「業務 付与のための現場配置調整を理由に5月25日〜5月31日(事情により調整される) まで自宅で待機しろ」という内容の公告がついていた。会社は24日組合員108人 に「自宅待機しろ」という携帯メールとともに、電話で命令(?)を無視して出勤 を試みれば、不利益措置があるという脅迫までしたという。待機発令対象には、 団体協約で専従活動が保障された労働組合幹部まで含まれているという。 労組事務室出入もやはり封鎖されている。法院の判例によれば、職場閉鎖期間 にも組合員の労組事務室の出入は保障することになっている。ヴァレオ・マン ド支会(支会長チョン・ヨンジェ)は5月26日、報道資料を出して「会社の不当な 待機発令措置と出勤犯す勤労提供を拒否するなという法院決定を破った明白な 不法行為」と反発した。 一方、会社のこうした行動は、5月19日に手続きを無視して進められたいわゆる 『金属労組脱退組合員総会(組織形態変更総会)』の結果が労働部と慶州市庁で も認められなかったことと関連があると見られる。労働組合設立申告書が受付 られれば3日以内に申告完了証を交付すべき行政官庁の慶州市庁は、5月19日の 総会で結成された自称ヴァレオ電装労働組合の申告完了証を留保したという。 また、総会の主導者たちは5月24日、大邱地方労働庁浦項支庁に『総会招集権者 指名要求書』を提出した。19日総会が不法だと自ら認めたわけだ。
▲ヴァレオ・マンド使用者側は法院で職場閉鎖が不法という判決が下されたのに組合員を工場に出入りさせないばかりか法が保障する支会事務室出入も防いでいる
ヴァレオ・マンド支会は19日の総会が手続きを無視し源泉無効と主張してきた。 支会が提示した根拠は、△法的に総会招集権もない者が開催した点、△7日に規 定された総会公告期間無視、△組合員全体に公告しなかった点、△総会に参加 しようとする一部組合員の工場出入の阻止などだ。またチョン・ヨンジェ支会 長は「さらに組合員をかなり前に工場に復帰した者、最近復帰した者、まだ復 帰しない者などに区分し、部署別にも分けて投票させ、秘密投票の原則まで深 刻に侵害した」と伝えた。一方、金属労組は単一産別労組で事業場単位で総会 を開き、組織形態を変更、集団脱退することは規約違反として認めずにいる。 現在、ヴァレオ・マンド現場の雰囲気は70、80年代の軍事独裁時代を彷彿とさ せるという。チョン支会長は「現場の組合員たちは、管理者の顔色を伺い、不 満があっても言葉もあげられない雰囲気」と話した。組合員の証言によれば、 5月19日の総会開票以後、管理者がおおっぴらに反対票を投じた組合員を探し出 すという脅しをかけたりもしたという。 慶州支部(支部長ハン・ヒョソプ)は25日午後2時に記者会見を行い、2010年賃団 闘とともに、ヴァレオ・マンド支会の民主労組死守と労働弾圧粉砕闘争を支持 援護することを明言した。支部は24日の労働委員会で調整中止が決定されたこ とにより、合法的な争議権を確保している。(記事提携=金属労働者) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-05-27 03:03:05 / Last modified on 2010-05-27 03:03:06 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |