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鉄道労使4月より悪化、12日にストライキ予告

「鉄道公社、団体協約解止の圧迫で勤労条件悪化の試み」

キム・ヨンウク記者/ 2010年05月07日10時08分

鉄道労組が団体協約解止を控え、交渉が妥結しなければ5月12日にストライキに 突入すると宣言した状態で、5月7日から本格的な闘争に突入した。鉄道労組は 「最近の経済的条件と鉄道が社会に及ぼす影響を考慮し、交渉妥結を目標に最 大限努力をするが、鉄道公社が立場を変えなければ団体協約を守るために全面 ストライキに突入するほかはない」という立場だ。鉄道労使団体協約満了予定 日は5月24日だ。

[出処:鉄道労組]

労組は4月20日から全組合員闘争服着用(ゼッケン着用)に入り、5月7日からはソ ウル順天地域全面ストライキ決意大会、地区別夜間総会などを開き、作業規定 遵守と幹部徹夜座り込みなどに突入する計画だ。作業規定遵守は一種の安全運 行闘争で、鉄道公社が定めた作業規定の通りに働く。現場人材が足りない状況 で、この作業規定のとおりに細かく検修すると、列車の出発は遅れる。鉄道労 組は「7日から作業規定遵守に突入するが、列車の正常運航に最善を尽くす」と し「作業規定遵守は誠実交渉に出てこいという鉄道公社への警告の性格」と明 らかにした。

鉄道労組関係者によれば、鉄道労使間団体協約の争点は4月よりむしろ大きくなっ ている。この関係者は「今回のストライキは、勤務条件と年俸制関連各種規制 の条項等を含む団体協約の争点が全く狭まらず、ストライキが不可避だ」とし 「むしろ4月の交渉の時に一部で意見が接近した条項も、原点から見直しを要求 するなど妥結のための真正性も見られなくなっている」と交渉の状況を伝えた。

当初、鉄道労組は天安艦の葬儀と交渉の雰囲気を形成するために、4月30日に予 定された闘争を延期して30日の拡大争議対策委員会で『交渉に進展がなければ 12日に全面ストライキに突入』と決めた。

キム・ジョンハン鉄道労組争議対策委員長は交渉が解決しない理由について 「労働組合が打倒の対象と認識され、全般的な対話が詰まり、公社が一方的に 労組の犠牲だけを強調している」とし「労働組合が譲歩しなければ交渉妥結も なく、団体協約解止圧迫で公社の好きなように新しい団体協約と勤労条件を適 用させようとしている」と説明した。

鉄道労使は団体協約効力満了日の5月24日まで、20日も残さない状況で、団体協 約の更新のために激しい交渉を行っている。鉄道労使は5月4日にも実務交渉を したが、特に成果がなかった。鉄道労組は「団体協約関連労使核心の争点は、 △勤務形態変更、△賃金構造変更、△新勤務体系導入、△有給休日および特別 休暇などに対する休暇制度、△二重懲戒の意味で禁止する非縁故地配転禁止条 項、△その他厚生支援条項など、労働条件と密接な関連がある事項」とし、 「特に鉄道公社は労働法でも労使交渉の対象と認める条項まで削除を要求して いて、交渉妥結の展望を暗くしている」と交渉の結果を語った。

労組は「鉄道公社が4月末に交渉態度を急変させたのは、労使関係の破綻を意味 する団体協約を解止し、労働組合無力化を試み、今回の交渉にない成果性年俸 制と早期退職、鉄道産業外注化などを強行する意図」と解説した。鉄道労使は 7日の午後3時にも実務交渉を進める予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-07 21:10:31 / Last modified on 2010-05-07 21:10:32 Copyright: Default

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