MBC労組「国民の声援に感謝する」

MBCストライキ支持国民義援金1億 3千万ウォン

「MBC本部が公式に口座番号を知らせたのではありません。言論労組と市民社会 が知らせてくれたようだが、そうだったとしても、これほど多くの金額が入っ てくるとは思いませんでした。金額も金額ですが『MBC守護スト』への国民の支 援と真心がこもった助けに身の置き場がありません」。 MBC本部の中を切り盛 りするチョン・ヒチャン事務局長は、市民の後援寄付に心から感謝すると話を 繋いだ。

「闘争に大きな力になります。キャンドル文化祭に参加して下さること、頑張 れMBCカフェに応援文を残して下さること、こうして後援寄付を送って下さるの を見ると、『私たちの戦いは正当だ。私たちは孤独ではない。私たちのスポン サーは国民だ』と思えて力が出ます」。

▲市民が送ったMBCスト支援物品。MBCストライキ ニュースデスクでキム・ヨンジュ組合員がキンモッキスタンドアップをした所に市民の誠意がぎっしり積まれている。

ストライキ1か月と2日目の5月6日現在、ストライキ支持寄付は1億3千万ウォン を越えた。

「市民が送ってくれた後援寄付の使い道は、キャンドル文化祭と宣伝物製作に 制限しています。貴重なお金を雑に使えません」。呼吸を整えた事務局長は 「国民が私たちにどんな話をしたいのか、どんな期待をかけているのか、よく わかっています。この戦いに全力をつくします。誠心をつくします」と話す。 事務局長の決心から真正性が伝えられた。

イ・グネン本部長の断食がすでに11日目です。

「断食をしているイ・グネン本部長をすぐそばで見ると涙が出ます。惨憺たる 気持です」「イ・グネン本部長はストライキ前からMBCの状況が心配で睡眠剤な しではちゃんと眠れませんでした。準備なく電撃的に始めた断食だからか健康 が良くありません。医療陣もからだの状態をとても心配しています。」

▲断食11日目のMBCイ・グネン本部長

「不動の姿勢です」。断食を解くべきではないかという質問に戻った返事だ。 「イ・グネン本部長はMBCの中でも見せかけや形式といったものが嫌いな人とし て通じています。私たちには必ず食事をして、しっかり闘争の準備をしろと促 します。昨日の子供の日もイ・グネン本部長の家族がMBCにきました。家族と共 に外食をしましたが、自分は水を飲むだけのお父さんを見て、涙を流す子供た ちのためにも、ご飯が食べられるようになればいいです」

少し話したイ・グネン本部長は相変らず業務を続けていた。深く澄んだ目から、 その意志もさらに固いと感じた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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