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「あらゆる事をかけて体で話します」

MBC本部イ・グネン委員長が断食座り込みに突入

MBC本部/ 2010年04月27日9時23分

▲断食中のイ・グネン委員長[出処:言論労組MBC本部]

ストライキ4週目の初日、『民主の場所』を足の踏み場もなく埋めた5百人の組 合員の前で、イ・グネン委員長は断固たる語調で宣言した。「もう体で話す時 になったようです。3週間キム・ジェチョル社長に話したが、どうしてもだめな、 本当に厚かましい人でした。それで今すべてを賭けて体で話そうと思います」 とし、無期限断食に入ると明らかにした。

「一生恥ずかしい記憶を持って暮すことはできない」

いつものように彼は慎ましい微笑を浮かべた顔で、表情は淡々としていた。そ して口を開いた。「私はあまり人と戦ったことがありません。人を嫌ったこと もありません。ですから戦いの技術もありません。(今回の戦いも)ただ良心で 始めます。」

李委員長は戦いの技術が優れているのではなく、良心で始めたので、より一層 戻れないと話した。「羞恥と侮蔑を十分にかみしめる時間で回って行くより、 いっそ戦って死にます。それが今日MBCという公営放送に身を置く言論労働者の 運命で、会社のためだと考えます」... 「皆さん、ここでストライキをたたん で帰り、月給を受け取って暮せますか? できません。一生悔やまれ、暮せませ ん。自ら耐えなければ一生恥ずかしい記憶を持ちます。私は後輩がそんな恥ず かしい記憶で暮すようにしたくはありません。」

「体で話してまた起きて戦う」

李委員長は「人は言葉で言い、だめならば文を書き、それでもだめならば歌を 歌い、歌もだめならば踊り、体で話す」とし「理性で、常識で問題を解決でき ない状況では、体で飢えて話してみたい」と話し、組合員たちを粛然とさせた。 また、「飢えてこの戦いを終わらせようとするのでなく、倒れた後に起きて、 また闘争して、それで堂々と現業で皆さんと共に帰る」と断食は闘争の終わり ではなく新しい闘争の始まりだと明確にした。

「とてもキム・ジェチョルを許せない。最後まで行こう」

4月27日の朝までに業務に復帰しろというキム・ジェチョルの最後通告、そして イ・グネン委員長の断食突入の報せに接した組合員たちは、部門別にいっせい に緊急総会を開き、「MBC構成員の要求を握りつぶしても足りず、露骨に挑発を 敢行するキム・ジェチョルはとても許せない。最後まで戦おう」と怒りに充ち た決意を新たにした。

「報道部門が率先して当事者が解決しよう」

100人ほどが詰め掛けた報道部門の総会で、ある組合員は「キム・ジェチョル、 ファン・ヒマンとも報道局の先輩だ。私たちがもっと大きな責任を感じ、もっ と強い決意を示さなければならない」とし、報道部門が原罪意識を持って当事 者が解決をしろと要求した。

編成部門の組合員も「委員長が命賭けで戦うという決然とした意志を示したの だから、組合員も乱れず行かなければならない」と意志を集め、映美部門と技 術部門の組合員は悲壮な雰囲気の中で今よりもっと強い闘争をすることを執行 部に要求した。また、全部門にわたり、多くの組合員が「委員長一人で孤独に 闘わせてはいけない」と断食に賛同するという意志を明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-05-03 12:54:42 / Last modified on 2010-05-03 12:54:44 Copyright: Default

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