韓国:全北バス・ストライキ2日目、闘争の熱気が高調 | |||||||
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[現場ルポ]全北バス・ストライキ2日目、闘争の熱気が高調「くやしさが爆発した。止まらない」
キム・ヒョンジン記者 2010.12.10 08:27
全北地域バス労組全面スト初日、激しい弾圧約束でもしたかのように、いっせいに世論は彼らのストライキを不法ストライ キと罵倒し、市民らは不便を訴え、残忍な公権力が投入された。76人の組合員 が連れていかれ、翌日明け方になって59人が解放された。抵抗した全北高速組 合員8人が膝骨折と腰圧迫骨折などの傷を負い近くの中央病院に入院しなければ ならなかった。 天候もストライキ隊伍を威嚇した。雨が降り、同時に雪が降って気温もとても 下がった。午後の決意大会に参加した労働者の口からは「こんな時ほどさらに 力強く闘争」という言葉が出たが、表情はあまり良くなかった。彼らの中には 生まれて初めてストライキに参加した人もいて、60を越えた人もいる。冷た い雨が身にしみる。ぬれた服は縮かんだ心をさらに冷たくする。 ▲ストライキ初日決意大会。突然の風雨で立っていることも大変なほど組合員たちを困らせた。[出処:チャムソリ] 9日ゼネスト二日目、さらに高まった闘争熱気「もう退く所もない」心配な気持ちでストライキ現場を訪ねた。シンソン旅客正門の前に到着すると 組合員たちが昼食にカップラーメンを食べていた。警戒の目つきを突き抜けて シンソン旅客のパン・ヨンソン非対委員長と会うことができた。彼は多少激し い声でストライキ二日目をむかえた所感を伝えた。 「組合員の意識がこれほどすごいと思わなかった。初日に全州市と警察が激し く追い詰めて、とても心配していたが、組合員たちはそれならさらに固く団結 して戦おうと言う。2日、いや20年経っても、この戦いに必ずけりをつける覚悟 で臨んでいる」。 少し難しいかも知れないという予想はみごとにはずれた。むしろ初日よりさら に目が輝いていた。 ▲シンソン旅客ストライキ座込場. [出処:チャムソリ] ▲午後全北高速に集まった組合員が、警察に事業場に入れるように道を開けろと叫んでいる。[出処:チャムソリ] 「18年間この仕事をして、家庭も破綻した人が多い。夫は14〜16時間運転して、 遅く帰り早く出て、夫人も朝早く働きにでかけるのだから生活になるか。全州 大まで運行する時間を1時間20分にすれば10〜20分時間があまる。その間に昼食 をしなければならない。こうしたつらい労働でたくさん賃金をくれるのか。御 用労組の幹部は私たち財物を奪い取ってだますことだけ考えていた。そんなこ とが積もって爆発した。爆発した以上、止められない」。 イ・ジョンシク組合員の口からは、これまでの苦しい生活の話が洪水のように 溢れた。横にいたある組合員は「普段貧困助け合いに関心が高く、月10万ウォ ンずつ3年間寄付をしてきた。だがそれも減っていく給与のためにやむを得ず切 らなければならなかった」と残念な事情を訴えた。 続いて訪ねた湖南高速の現場も雰囲気はあまり違わなかった。組合員たちは全 員明るい表情で事業場を守っていた。湖南高速のキム・ヒョンチョル争対委員長 がまず言い出した。 「(ストライキは)かなり負担なのは事実だ。しかしもう退く所がないのも事実 だ。こうした極端な方法を選択をせざるを得ない理由は、会社が提供した。一 番前方で命がけで金を稼いでも、公平に分配しようとせず会社は『私がお前た ちを食わせている』としか考えない。人格尊重はどこにもない。8月に御用労組 の幹部と使用者側が協議した『通常賃金100万ウォン代替』の件も、会社は組合 員を一人ずつ呼んでサインしなければ不利益が行くと脅迫し、誓約書を受け取っ た。もう耐えられない。共同交渉共同復帰の原則を強硬に守る」。 横にいたチャン・オチャ組合員が湖南高速キム・テクス会長と金会長の弟のキ ム・ビョンス社長を指定して一言補った。 「私たちの要求は簡単だ。労組を認めて団体交渉をしろということだ。そして この会社のオーナーが全州でも噂の金持ちだ。そんな人が労働者の最低賃金を 踏み倒し、通常賃金はやれないと粘っている」 戦って強くなる午後2時になり、バス労働者が全北高速前に集まった。公権力を動員して組合員 48人を連行させ、用役を呼び会社を守っている全北高速を糾弾する席だ。 [出処:チャムソリ] 簡単に集会を終えた300人余りのバス労働者たちは、抗議のため全北高速社内を デモ行進するために正門側に集まった。警察は兵力を配置して彼らを防いだ。 ストライキをしている組合員たちが現場に入れないようにするのは不法だと激 しく抗議したが、まったく言葉は受け入れられなかった。だが労働者の怒りの 叫びと闘争の熱気は初日とは比較もできない程高まっていた。 全北高速の前で威力的なデモを展開したストライキ隊伍は、そのまま全北地労 委の前に移動して、連帯団体と共に地労委糾弾決意大会に参加した。代表団の 地労委員長面談までなされたが、行政指導というおかしな決定で彼らのストラ イキを全州市と全州市議会までが「不法ストライキ」と罵倒させた張本人からは 良い話は出なかった。 地方労働委員会では、労働者の権益保護はすでに消えて久しい。こうした労働 部をもうこれ以上許さないという決心と共に大会を終えたバス労働者たちは、 ストライキ二日目の強行軍を整理してまた現場を守るために事業場へ向かった。 バス全面スト、初めから大きな期待しなかった。公共の領域にあるバスのスト ライキは、それほどやさしいことではないのでさらにだ。いや心配が先んじた というほうが正しい表現だろう。バス事業場にまだ根を張ることが出来ない民 主労組が共倒れになれる程、大きくて重い事案だ。そんな憂慮をあざ笑うかの ように、ストライキ隊伍だけはしっかり戦い強くなっていた。(記事提携=チャムソリ) [出処:チャムソリ] 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-12-11 10:07:43 / Last modified on 2010-12-11 10:07:56 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |