本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車非正規職「野4党仲裁案、確実な保証なく受け入れ困難」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1291777657574St...
Status: published
View


現代車非正規職「座り込み解除は交渉結果により組合員が決定」

「野4党仲裁案、信頼問題確実な保証なく受け入れにくい」

キム・ヨンウク記者(合同取材チーム) 2010.12.08 01:52

24日間座り込みをしている現代車蔚山非正規職支会が12月7日夜10時30分頃、 争議対策委(争対委)を開いて交渉に関する立場を決めた。

この日争対委は、△会社との交渉の前提として先に第1工場座り込みを解除しな い、△会社との交渉の結果により組合員の意見を聞き、座り込みの解除を決める、 △金属労組、現代車支部、非正規職支会が合意書履行のための対策を用意して 共同闘争本部などの特別機構を構成するという内容を決めた。

今回の決定は、これまでの通り座り込み解除不可の原則を確認し、交渉が進み ある程度意見が接近しても座り込み解除の最終的な判断は組合員の意見を聞く ということだ。争対委はこうした内容を金属労組、現代車支部、牙山・蔚山・ 全州非正規職支会3主体の5者会議で明らかにする予定だ。

争対委はこの日の夜に予定された3主体会議は、座込場で開くことを提案した。 これは現在、イ・サンス蔚山非正規職支会長がリンゲルを打つほど健康が悪化 しており、安定が必要な状況だからだ。8日深夜12時現在、3主体会議が座込場 で開かれるかどうかは不透明な状況だ。

支会争対委はまた、野4党の交渉支援団が仲裁した勧告内容も受け入れなかった。 この日の午後、民主党のホン・ヨンピョ議員、民主労働党の権永吉議員、進歩 新党のチョ・スンス議員、国民参与党のキム・ヨンデ最高委員の野4党の議員が 野4党交渉支援団を設置し、現代車正規職労組のイ・ギョンフン支部長、イ・サ ンス支会長、カン・ホドン代表理事と会い、それぞれの立場を確認して一種の 仲裁案を非正規職支会に提示した。

野4党交渉団は非正規職支会に「労使双方と会った結果、非正規職労組が提起し た『信頼の問題』は十分に解決できるということを確認し、今の状況を平和に 解決するために、会社側はもちろん、労組3主体は対話局面への転換を要求する ことにした」と明らかにした。交渉支援団が言及した『信頼の問題』は、先に 座り込みを解除した後、成果ある合意案を出すための社側の誠実な交渉とその 他の身分保障措置に対する問題などだが、カン・ホドン代表理事はこれには 確約しなかった。

野4党は、カン・ホドン代表理事との面談の結果について△4つの交渉議題に関 し、使用者側は前向きな立場で協力することを約束し、△交渉主体は4主体、あ るいは金属労組を入れて5主体の柔軟性を約束し、△交渉期間の身分保障と民事・ 刑事上の告訴告発取り下げ、損害賠償訴訟取り下げは口頭では約束できないが、 これまでの労使関係の慣例、現代車支部の先例などを考慮し、前向きに解決す る意志を確認、△不法派遣交渉に対する対策は今後、誠実に4者あるいは5者と 協議を続けると約束したと伝えた。

野4党交渉支援団は「非正規職支会は4つの交渉議題をめぐる立場を説明して、 この交渉議題で妥結することだけで現事態を解決できると明らかにした」とし 「この4つの交渉議題は一度に解決することはできず、交渉で解くべきだと共有 し、座り込み解除の問題はこれまでの労使関係の先例から見て、全く信頼でき ないと難色を示した。野4党交渉支援団は使用者側の意志がある事項に対し交渉 の意志を明確にすれば、交渉局面に転換することを話して肯定的な回答を得て、 使用者側と支部に信頼の問題を確認するようにした」と明らかにした。

こうした野4党の立場をめぐり非正規職支会争対委は事実上の先座り込み解除の 仲裁案と受け止めている。支会争対委のある関係者は、「文句が支離滅裂で、 仲裁内容があい昧だが、つまり野4党が信頼問題を保証してまず座り込みを解除 することによる交渉の提案と受け止めた」とし「しかし信頼問題に対する確実 な内容がなく、受け入れは難しい」と説明した。

支会争対委が野党の仲裁の努力にこうした決定をしたのは、すでに亀尾KEC労組 の座り込み解除の過程で野党が交渉窓口を作り、社会的約束だと強調したが、 組合員の懲戒と損害賠償の範囲をめぐり社側が粘り労組に不利になった先例も 作用したものと見られる。(蔚山=メディア忠清、蔚山労働ニュース、チャムセサン 合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-08 12:07:37 / Last modified on 2010-12-08 12:07:38 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について