現代車、第1工場座込場断水...食料も不足

非正規職支会、正規職支部に元下請共同決議大会などを要請

非正規職の占拠座り込み8日目をむかえた蔚山現代車第1工場で、トイレと洗面 台への断水措置が行なわれた。労組によれば、断水措置は週末にずっと現代車 社側が断水作業をしているという知らせが聞こえてきた。これに伴い月曜の午 前8時からトイレ便器で水が出なくなり始め、9時には洗面台の水が完全に止っ た。座込場全体では椅子式便器2つ、小便器2つ、水道の蛇口が3つある。ただし 一つだけ飲料水台から水がちょろちょろと出てくる状況だ。組合員によれば、 飲料水台のパイプラインは別にあり、トイレのラインだけが止ったという。

座込場の中には550人ほどがいて、トイレと洗面台の使用は戦場だ。ほとんどの 座込者は早目に大便とシャワーをあきらめたが、いつまでも生理現象を防ぐこ とはできないのが人体の特性だ。特に椅子式便器は水洗式という修飾語がつい ていて、水がない椅子式便器はむしろ人間生活にとって災害だ。

▲いつもトイレの列には長く並んでいる。

食べ物も週末には食事を抜く状況にまできた。日曜の午前はチョコパイで解決 し、日曜の昼食は何も出てこなかった。夜は組合員が作ったおにぎりが出てき た。組合員たちは、食べ物が出てくると、保管して食べ物がなくなった時に備 えて分け合って食べている。

一方、非正規職支会は21日夜に争対委を開き、現代車支部に対して11月24日 (水)午後5時、本館前での元下請共同決議大会を要請した。この日は工場の外で 金属労組の決意大会が開かれるので、コンテナを挟んで工場の内外で共同決議 大会を開こうという趣旨だ。また正規職、非正規職の共同署名運動と焼身した ファン・イナ組合員の快癒を願う横断幕をかけるよう要請した。支会は各事業 部委員会に22日(月)から可能な曜日に事業部別の元下請共同昼食集会を要請した。 (蔚山=蔚山労働ニュース、チャムセサン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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