イ・ギョンフン支部長「週末に侵奪されないように責任を持つ」

現代車支部常執、週末に非常待機、各事業部の代議員は循環座り込み

現代車支部は11月19日午前8時30分、現代車文化会館で緊急代議員非常懇談会を 開いた。

この日の正規職支部代議員非常懇談会を傍聴した現代車非正規職支会シート1部 の組合員たちは「要求をめぐる混乱に対する現代車非正規職支会の立場」という 題のチラシを代議員に配った。

イ・ギョンフン支部長は、シート1部の組合員に「傍聴は認める。静かに傾聴し てほしい」とし、発言権は与えなかった。また外部の人は傍聴が認められず、 常務執行委員に出入り口を封鎖させた。

「週末に侵奪されないように責任を持つ」

代議員たちは「16日から今まで、用役チンピラ、他工場の管理者が現場を掌握 している。まさにこの時間以後、強く対処できるか? 週末には侵奪が予想される。 蔚山工場現場組織委員、全体代議員が結集できるか?」と質問した。

イ・ギョンフン支部長は「土曜、日曜、いつでも第1工場の非正規職が侵奪され ないように責任を持つ」とし「私をはじめ常執の仲間たち59人を非常待機させ る。第1工場の代議員と共に頑張ろうと提案する。休日は援護支持の水準を高め て対応する。まさか支部長まで引き出すだろうか?」と答えた。

続いて「来週からは直接現場に入る。労組の内部問題も、使用者側の暴力問題 も、きちんと対処していく」と明らかにした。

現代車支部は非常懇談会の後、運営委を招集して各事業部代議員5人ずつが 交代で座り込みをすることに決めた。

「不法派遣闘争か? ドンソン企業か?」

イ・ギョンフン支部長は「(昨日配ったイ・サンス支会長名義の)要請文は、み んな嘘だ。いくら労組でも、これはひどい」と不快感を示し、「シート26人の 雇用継承を充たせば、不法派遣問題は一つ一つゆっくり解決していこうという 趣旨は跡形もない。これが問題の核心だ。ドンソン企業の問題は、今回の事態 を触発した口実に過ぎなかった。特別交渉をめぐり支部に交渉窓口開いてくれ と言う。しかし主体は金属労組と非正規職3支会だ。組織体系上、明確で簡明だ。 17日の支会争対委決定事項では私たちには何もできない」と断言した。

これについてオム・ギルジョン代議員は「現代車非正規職支会は特別交渉要求 を勝ち取るために争議行為を可決した。支部は支会が言葉を変えたというが、 要求を変更したのではない。ドンソン企業を解決するための争議行為を決議し たのではなく、ドンソン企業問題で占拠座り込みをしているのではない。現代 車非正規支会は特別交渉要求を勝ち取るために闘争している」と批判した。

「頼むからラインを止めるな」

ある代議員は「管理者と衝突すれば、体も痛み、気持ちもつらい。代議員が怪 我をしている。身分保障されなければならない」と要求すると、イ・ギョンフ ン支部長は「非正規職闘争を援護、支持する。暴力には十分身分を保障する。 しかし頼むからラインを止めることはするな。その影響がどこに飛ぶかわから ない。ラインが自動的に止まるのは使用者側の役割だ。これから身分保障要請 があるだろう。参考にしてほしい」と話した。

「用役チンピラと用役警備の違いは何か?」

ある代議員が「第3工場に用役チンピラらが陣取っていて、シャワールームで背 中に虎の入れ墨を見せてシャワーをしている。バス10台を待機させている。第 3工場のバス10台を撤収させてくれ」と要求した。これにイ・ギョンフン支部長 は「用役チンピラについて会社に確認するようはっきり話した。シャワールー ムで入れ墨、性器を出していたら捉えて来い(代議員たち一同笑い)。用役チン ピラなのか採証してくれ」とし「神聖な職場にチンピラが入ってくれば、ひと 勝負してやっつけなければ。だが用役警備と用役チンピラを区分して話してほ しい」と要求した。

「イ・ギョンフン支部長の立場が支部の立場ではない」

この日の非常懇談会の途中、社側の管理者約1000人が第1工場占拠座込み場に集 まっているという知らせがあり、第1工場の代議員と支部常執は急いで座込み場 に出発した。

発言権も得られずに傍聴した非正規職支会組合員は「代議員は私たちの闘争を 援護、支持するために提案して努力しているのに、イ・ギョンフン支部長は明 確な立場をいわずに避けているのではがゆい」とし「多くの代議員が私たちの 闘争を支持、援護するために発言し、闘っている。イ・ギョンフン支部長の立 場が支部の立場ではない」と話した。(蔚山=合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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