本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車の無差別暴力を糾弾
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1290077999832St...
Status: published
View


現代車『むちゃくちゃな暴力』...病院に行った労働者だけで50余人

入院中の組合員のほとんどが重傷、地域団体が暴力糾弾の記者会見を開催

合同取材チーム 2010.11.18 14:22

現代自動車非正規職支会の工場占拠闘争が4日目を迎えているなかで、組合員に 対する工場内の使用者側管理者と用役職員の暴行の議論が加熱している。

座り込み初日の11月15日、シート1部のドンソン企業労働者に対する集団暴行の 事件を始め、17日午前には暴行された組合員9人が病院で運ばれた。特に使用者 側の用役職員をはじめとする管理者たちは、資材、ボルト、フレームを使って 組合員を攻撃する形で暴力をふるい、この処罰と対策が急がれる。

そのため現代車非正規職支会と27の蔚山地域人権市民社会団体および政党は、 18日の午前、現代車蔚山工場正門前で記者会見を行い、使用者側の無差別な 暴力と拉致を糾弾した。

支会は使用者側が用役職員を動員して消火器の粉末をまき、催涙液を噴射して、 資材、ボルト、フレームなどを投げたと主張、「フレームは鉄の塊なので、当 れば脳震蕩で死にかねず、実際フレームに当り気絶して入院した労働者もいた」 と批判した。続いて「また別の組合員は顔面にフレームが当り、肉がえぐれて 耳が切れた」と明らかにした。

実際に17日午前、第3工場の占拠ストライキ中に使用者側の暴行で唇から鼻の下 まで肉が切れたキム・ギソン第3工場組合員は、応急手術を受けて現在北区ヨナ ム洞のシティ病院に入院している。シート1部のドンソン企業のチャン・ヒョン チョル組合員は、15日の占拠座り込みでフレームに当り、気絶した後、頭を9針 縫った。イ・ヨンソク組合員もフレームに当り7針を縫った。特に用役職員は ボルトを軍手に入れ、組合員を打撃する暴力をふるった。

15日の工場占拠当時、暴行されたシート1部のチョン・テゴン代表は「用役は、 消火器、催涙液、放水銃を発射して、鉄のフレームで暴行した。引き出された 後は服、靴、靴下もすべて剥ぎ取った」とし「引き出されがら、用役は『目を 開くな、目を開いた瞬間死ぬ』と拳で顔を攻撃し、足で踏みにじった」と証言 した。

現代車非正規職支会のパク・ミノ法規部長は、「今まで病院で運ばれた組合員 は50余人で、現在まで入院している組合員は40人になる」とし「入院中の組合 員は鼻の下に穴があいて2時間の手術を終えた組合員と肋骨が5本折れた組合員、 そして目の下を骨折した組合員など重傷者がほとんど」と明らかにした。

使用者側の暴力は工場の外でも起きているという。支会は「現在工場内外でむ ちゃくちゃな暴力が続いている」とし「用役と警備員が労働組合のチョッキを 着た労働者をむやみに暴行して逃げるということがたびたび起きている」と明 らかにした。それだけでなく、使用者側職員は17日、組合員17人をワゴン車に 乗せて直接警察署に移送した。記者会見団は「組合員を強制的に連行して警察 に引き渡す行為は、明確に拉致に当たる」と批判した。

このような持続的な暴力事態に対して記者会見団は、△現代自動車は今回の事 態について釈明し、謝罪せよ、△現代自動車は用役業者を動員したテロを中断 して再発防止を約束せよ、△警察は不法な暴力と拉致などのテロを行った用役 を徹底的に調査せよと要求した。また支会は声明書で「われわれは現代自動車 の無差別暴力を強く糾弾し、さらに強力な戦いを決意する」と明らかにした。

一方、進歩新党代表団および全国市道党委員長も同日午前、現代車蔚山工場の 正門で記者会見を行って、現代車の法院判決の受け入れと直接雇用交渉に出る ことを要求した。

この席で進歩新党のチョ・スンス代表は「今回の闘争は単に蔚山地域での闘争 ではなく、850万非正規職闘争の象徴になっている」、「進歩新党も、この闘争 に勝つために全力を集中する」と述べた。そのため進歩新党は、指導部を中心 に現代車蔚山工場正門前での路上座り込みに突入する計画で、20日には全党員 に工場正門前に集まるよう要請している。(蔚山=蔚山労働ニュース、チャムセ サン合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-18 19:59:59 / Last modified on 2010-11-18 20:00:00 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について