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LNJ Logo 韓国:全国労働者大会、4万労働者がソウル広場に集まり開催
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全国労働者大会、非正規職撤廃闘争の全面化を宣言

4万の労働者が集まりソウル広場で開催...『労働法改正汎国本』を提案

ユン・ジヨン記者 2010.11.07 21:39

▲G20首脳会議を三日前にして11月7日、民主労総はG20に対抗する闘争を進めながら、政府に強力な警告メッセージを投げた。[写真:キム・ヨンウク記者]

G20首脳会議の三日前の11月7日、民主労総はG20に反対する闘争を行い、政府に 強力な警告メッセージを投じた。金属労組も11月のゼネストを宣言して政府を 圧迫する大規模闘争を示唆し、G20前に大規模な対政府闘争が予告されている。

この日、ソウル広場では4万の労働者、政党、市民社会団体が集まり『全国労働 者大会』が開かれた。『労働基本権死守、労働法再改正』と『非正規職問題解 決、G20糾弾』を叫び、大会を進めた参加者たちは、デモ行進を防ぐ警察と対峙 して強力な闘争を展開した。

民主労総、非正規闘争を前面に掲げた

「私は今日の大会発言を通じ、これを実現するためにわれわれと意を共にする 政党および市民社会陣営に、仮称『非正規職のない世の中を作る労働関連法 全面再改正のための汎国民運動本部』を建設することを提案します」

キム・ヨンフン民主労総委員長は、労働者大会の大会発言でこう述べて、非正 規職闘争を民主労総闘争の前面に掲げた。キム委員長は、「汎国本はこの社会 の内容的な民主主義と経済的平等を勝ち取るもの」とし「この闘争は87年の闘 争を越える汎国民運動になる」と意志を表わした。

非正規職の拡大で非正規闘争が広がり、労働界では正規職闘争と非正規職闘争 を包括する単一の運動で苦心を続けている。特にドンヒオート、キリュン電子 などの非正規労働者の長期闘争事業場が注目をあび、非正規問題への社会的な 関心が高まっている。そのため今回の労働者大会でも正規職と非正規職の共同 闘争を要求する声が高まった。

韓国進歩連帯のイ・ガンシル代表は、整理集会で「正規職と非正規職は皆同じ ように全泰壹にならなければならない」とし「特に正規職労働者は非正規職労 働者を包括して連帯する闘争を展開していかなければならない」と強調した。 李小仙オモニも「全ての労働者が一つになれずに押されているから、まだ焼身 が続き、人権も勝ち取れない」と指摘し「労働者が一つになれば、できないこ とはない。私たちは一つになって、勝利する闘争をしよう」と話した。

6年間の闘争、150日の野宿座り込みの末に全員復職を実現したドンヒオートも、 この社会の間接雇用と非正規職問題を批判した。ドンヒオートのチェ・ジニル 事務長はこの席で、非正規職撤廃は闘争の鉢巻きをしっかり巻かなければ実現 しないと強調した。

「私はこの8年間、非正規職労働者として暮しました。3年は派遣労働者、2年は 社内下請労働者、そして後の3年は解雇者として暮してきました。行く所ごとに 最低賃金が待っていて、非正規職が待っていました。この社会では、非正規職 には奴隷に押された烙印のように消せない烙印が押されています。非正規職と して我慢ができなかったのは、非正規職という4文字が人間の尊厳を傷つけてい ることでした。早退できず、インキュベーターの中で赤ん坊が死んでいくのを 見守れなかったわれわれの工場の労働者は、単に差別の問題だけでしょうか? それは人間の尊厳の問題でした。

3年間、私が解雇者として、頭に押された烙印を隠せたのは、闘争の鉢巻きを巻 いた時でした。非正規職という烙印がいつ消えるかわかりませんが、われわれ 組合員は再び絶望の工場に歩いて入ろうとしています。その中で仲間に会いた いです。もう一人の全泰壹に会いたいです」

▲チェ・ジニル、ドンヒオート事務長

「なぜ、われわれはまだ焼身しなければならないのか」

10月30日、金属労組のキム・ジュニル亀尾支部長が、KEC闘争過程で焼身を試み るという事件が発生した。タイムオフを理由に交渉を拒否する使用者側に誠実 交渉を要求している時だった。14日間の工場占拠座り込みを最後に、KEC支会は 座り込みを解除したが、まだ交渉過程は難航していている。6日にはKECのホン・ ジョングォン主席副支会長など4人が拘束されている。

全泰壹烈士が自らの身に火を付けてから40年が過ぎたが、相変らず労働者たち は焼身を選択している。だから労働者を焼身まで追いやった使用者側と政府の KEC対応方針は、非難の対象になった。今回の労働者大会でもKEC支会の闘争は 多くの支持と声援を受けた。全国農民会のイ・グァンソク議長は「全泰壹40周 年をむかえる今の大韓民国は、相変らずタイムオフを口実に労働運動を弾圧し ている」とし「結局、一方的な犠牲はストライキをした労働者で、彼らは崖っ ぷちに追い詰められ、死を強要されている」と批判した。

イ・ガンシル代表も「われわれは今、90万の民主労総と女性、農民、貧民など の連帯勢力を持っているのに、なぜ今も焼身自殺する労働者が出てくるのか」 とし「もはや私たちには退く所がないのだから、彼らを焼身に追いやった政権 と資本に対するさらに大きな団結を実現しよう」と強調した。

これに対してKEC支会はさらに強固な闘争の意思を確かめ合って、支持を受け取っ た。11月ゼネストを宣言した金属労組と共に強力な闘争で応えるという立場だ。 KECのヤン・テグン支会長職務代行は、「金属ゼネストに合わせ、KECは最高の 先鋒に立って闘う」と明らかにした。

民主労総、政府に強力な警告

一方、労働者大会本大会を終えた参加者は、ソウル広場から普信閣までのデモ 行進を試みた。だがデモ行進は警察兵力に遮られ、対峙する状況になった。

午後5時30分、デモ行進のために集結した隊伍は、ソウル広場交差点を封鎖した 兵力と衝突した。参加者は警察に対して『労働者は一つだ非正規職撤廃しろ』、 『経済危機責任転嫁G20に反対する』、『千万労働者の総団結で民主労組を死守 しよう』などのシュプレヒコールをあげてデモ行進を試みた。

この過程で警察兵力と参加者は対峙と衝突を繰り返し、危険な状態になった。 人権委前の道路で警察がデモ隊に催涙液を噴射して激しい衝突が発生した。 その過程で参加者の1人が警察の盾で殴られ、手を切る怪我をした。

デモ行進の参加者は約40分間の対立の末、6時30分にプラザホテル前で整理集会 を開いて大会を終えた。この席で事務金融連盟のチョン・ヨンゴン委員長は、 「平和な労働者集会まで警察兵力が遮り、暴力を誘発して国格を語る資格があ るのか」とし「民主労総は本当の民主主義を守る誇らしい闘争をしている」と 声を高めた。

労働者大会を皮切りに、民主労総の対政府圧迫闘争はG20の前後に火がつきそう だ。民主労総は今回の大会の後、10日にG20糾弾キャンドル文化祭を開く予定で、 G20首脳会議当日の11日にはG20対応民衆行動が主催する『G20糾弾国際民衆共同 行動の日』の集会とデモ行進に参加する計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-08 04:12:21 / Last modified on 2010-11-08 04:12:23 Copyright: Default

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