本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:KEC事態、対政府闘争、金属G20全面ストライキ
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1288651677357St...
Status: published
View


KEC事態、対政府闘争、金属G20全面ストライキ

3日に拡大幹部スト、5日に大漢門前キャンドル集会..7日の労働者大会を控え緊張高揚

キム・ヨンウク記者 2010.11.01 19:23

KEC焼身事態で労政関係が破局に駆け上がる可能性が高まった。金属労組は11月 1日午後、非常中央執行委員会を開いてG20首脳会議が開かれる11日に、KEC事態 解決要求全面ストライキをすることにした。また3日には拡大幹部ストライキを 行い、KEC工場がある慶尚北道亀尾で15時に決意大会を開く。5日にはソウルの 大漢門前で市民社会団体などと共に大規模キャンドル集会も開く計画だ。特に、 労働者大会日の7日には金属労組事前決意大会で全面ストライキ宣布式を開く予 定だ。

今回の金属労組の決定は、KEC問題が金属労組キム・ジュニル亀尾支部長の焼身 という初めての事態を呼んだのは、現政権の労働政策によるという認識を明確 にするものだ。したがって、問題の解決のためには金属労組次元の強力な対政 府闘争が必要だという判断が作用した。

▲ 金支部長は大邱プルン病院からソウルの漢江誠心病院に運ばれた。[出処:カン・ジヒョン金属労組宣伝広報室長]

実際、この日の緊急中央執行委員会では、当初亀尾で開くことにした3日の闘争 をソウルの都心で開き、強力な街頭闘争を展開し、全国的な戦線にしようとい う意見もあった。しかし亀尾支部からのKEC前闘争を展開してほしいという要請 が強く、3日の大会は亀尾と最終決定した。

こうした中執の議論の過程は、KEC闘争に対する国民世論や政界の世論が、警察 はやり過ぎだという方向に流れるという判断による。特に警察の無理な強制連 行の試みが極端な焼身を呼び、KEC情勢が亀尾地域から全国化していると見た。

これに伴い、KEC事態がG20直前の7日にある全国労働者大会前まで解決しなけれ ば、民主労総と金属労組がソウル都心の労働者大会で闘争の程度を上げる可能 性も高い。

何よりも交渉を罠に焼身事態まで呼んだKEC社側と警察が相変らず占拠座り込み 者への食物と生理用ナプキンなどの搬入を禁じており、労働者の怒りはさらに 強まりそうだ。また、工場内の労働者が金支部長の焼身以後、精神的な動揺で 食事も不足し、一日一食も食べられない状態で、民主労総と金属労組としては まず3日の闘争を強力に展開しなければならない状況だ。

一方、警察は11月1日午前、漢江誠心病院前の金属労組座込み場を訪問し、キム・ ジュニル支部長釈放指揮書が発行されたと伝えた。キム・ジュニル支部長の逮 捕令状を撤回したということだが、その他の逮捕令状発給者はそのまま令状を 執行するとしており、労組の反発をかっている。金属労組の関係者は「キム・ ジュニル支部長の焼身で世論が悪化し、労働界が誠心病院に集まっているので 警察はこっそり逮捕令状を撤回したが、他の労働者も焼身を選択しなければ逮 捕令状を撤回しないのか」と警察の態度を非難した。

この日の午前、民主労働党、進歩新党など野五党の代表団は、KEC亀尾工場正門 前で記者会見をして、焼身事件の真相調査と責任者の処罰などを要求した。彼 らは記者会見の後に食事などを渡そうとしたが失敗した。警察はホン・ヨンピョ 民主党議員だけに雇用労働部亀尾支庁と社側の交渉を要求するための工場進入 を認めた。野五党議員団とキム・ヨンフン民主労総委員長は工場前で座り込み に突入した。

また民主党のイ・ミギョン事務総長とペク・ウォヌ議員、イ・ユンソク議員、 民主労働党クァク・ジョンスク議員はこの日の午後に警察庁を抗議訪問して、 チョ・ヒョノ警察庁長官に「G20を前に労働者が焼身した状況が非常に遺憾だ」 と謝罪を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-02 07:47:57 / Last modified on 2010-11-02 20:10:53 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について