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「外注化、シグネティクスだけが残った」

永豊、再度の構造調整...「非正規職化の過程だ」

ユン・ジヨン記者 2010.10.22 13:00

永豊グループの系列会社である半導体後加工メーカーの(株)シグネティクスに、 また構造調整の刃が近づいている。

シグネティクスは2001年、雇用継承の履行を要求する組合員130人を大量解雇し た。中労委と大法院の判決で、2003年から2007年まで3回にわたり、64人の解雇 者が復職したが、2010年に使用者側はまた構造調整のメスを入れた。構造調整 の理由は『経営難』だった。

だが、京畿金属地域支会シグネティクス分会は、シグネティクスが整理解雇を する経営難は存在しないと主張している。永豊グループは、5つの電子業種系列 会社を持ち、売り上げ規模1兆億ウォンを記録している。シグネティクスだけで も2009年に1996億ウォンを売り上げ、純利益112億ウォンを達成した。それだけ でなく、シグネティクスの社長はこの前ある報道機関とのインタビューで、 『生産量が増え続け、工場増設計画もある』と述べた。

そのため労組は、今回の構造調整は永豊グループの電子企業の系列会社で唯一 正規職労働者が残っている安山シグネティクスをアウトソースする工作だと反 発している。金属労組京畿金属地域支会のオム・ミヤ事務長は、「現在、永豊 グループは系列会社をすべて外注化する過程にある」とし「シグネティクスは 民主労組があるため、唯一正規職が残っている工場だが、使用者側はこれも非 正規職化しようとしている」と説明した。

シグネティクスの非正規職化過程は突然のことではない。すでに安山工場には 外注会社が入り、非正規職社員150人、正規職社員80人ほどが共存している状況 だ。今回の構造調整の対象は正規職労働者で、使用者側は26人を解雇すると通 知してきた。

使用者側は3月から安山工場構造調整の不可避性を主張し、5月に始まった団体 交渉でこれを露骨に示した。10月末までに構造調整リストを発表するという。

そのため金属労組とシグネティクス分会は22日、論硯洞の永豊グループ本社前 で記者会見を行い、永豊資本の構造調整中断を要求した。

この席で京畿金属地域支会のハ・ヨンス支会長は、「5月から始まった交渉に、 使用者側は交渉を中断させようと不誠実な姿勢で臨んできた」と主張した。使 用者側が交渉人員を調整しようと言って、3か月の時間がかかった。本交渉に入っ ても『経営の説明』をすると言い、この席で「アンサン、コンサンに分離した 後、赤字になったので26人を整理解雇しなければならない」と主張した。

ハ・ヨンス支会長は「使用者側が民主労総組合員も解雇対象に含まれることが あるので、構造調整の交渉をしようといった」とし「だがこれに同意できず、 今も交渉が難航している」と説明した。現在、使用者側は10月15日付で工場に 整理解雇の公告文を貼り出している。

これに関連してシグネティクス分会のユン・ミルレ分会長は記者会見文で「永 豊グループのすべての現場が外注化、請負化されつつある」とし「使用者側は 無限の利益を創出するために、労働者を街頭に追いやり、非正規職化する態度 を中断しろ」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-10-23 16:47:38 / Last modified on 2010-10-23 16:47:40 Copyright: Default

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