母の日に整理解雇計画を申告する双龍車

労組が部分ストに突入... 5115人の全労働者を集める集会を予定

▲双龍車の労働者が現場に集まり組合員教育を受けている。

2646人の整理解雇反対と総雇用保障を叫ぶ双竜自動車労働者の闘争に始動がか かった。

労組は5月4日の午前と午後に分けて、2時間ずつストライキを行い、大量の整理 解雇に反対して現場で組合員教育を実施した。連休の日だったが教育は組合員 の90%が参加するなど高い出席率を示し、現場には『整理解雇撤回』スローガン がラインに乗って鳴り響いた。区域代議員たちは「闘争で勝つには団結しかな い」「もう譲歩するものはない。残すことなく闘おう」と発言して意思を確か め合った。

部分ストライキだけでなく、労働者たちは2646人を解雇するのなら5150人の労 働者全員を解雇しろという『決意書』も提出した。労働者たちは「2646人への 大規模な虐殺計画は、双竜自動車清算計画だ。結局全員を殺す計画で、これは 双竜自動車の正常化には全く役立たない」と主張した。労組はこれを集め、大 統領府に提出する予定だという。

5月7日には双竜自動車5150人の全労働者が平沢工場に集まり集会を開き、整理 解雇撤回を要求する予定だ。労組の歴史上3年ぶりに全労働者が集まっる集会だ。

双龍車労働者の家族も整理解雇反対を主張し、家族対策委を構成した。5月7日 には家族対策委発足を控えている。

双竜自動車非正規職労組もまた正規職労組と毎朝の出勤闘争を行い、4か月以上 徹夜座り込みをして10日以上工場の中でテント座り込みを続けている。

▲組合員教育に参加する双龍車労組ハン・サンギュン支部長(左)

すでに非正規職は昨年11月から無期限の強制休業措置で、生計の対策なく路上 に追いやられた。その後、元請と下請けは賃金不払い、整理解雇、廃業など休 む間もない各種の措置を押し切り、非正規職は工場の外に追い出されて失業者 の身分になった。4月31日には22人の労働者が所属する『鶏龍』業者が一通の郵 便で労働者一人一人にまた廃業を通知した。

このように、双龍車労働者の闘争が本格化して労使が対立に駆け上がる理由は、 労組が総雇用保障を主張して『労組の一定部分譲歩』を前提とする自主救済案 を出したが、会社が『大量の整理解雇は経営正常化のための道』という主張を 曲げないでいるためと見られる。

中央労働委員会でさえ、労使の懸案問題を『団体協約』で衆知を集めろと仲裁 案を出したが、会社は仲裁案を拒否した。4日の本調整で調整中止が命令され、 事実上、労組が予告したストライキは正当性を獲得した。これまで労組は中労 委の仲裁案を受け入れる立場だった。

会社は4月8日に人員の36%に当たる2646人を整理解雇するという経営正常化方針 発表した。事務職の労働者には1次希望退職を押し切った。生産職の労働者にも 希望退職を押し切る予定で、5月8日は整理解雇計画を労働部に申告する予定だ という。

労組のハン・サンギュン支部長は、「5月8日の父母の日は両親にカーネーショ ンを付ける日だが、われわれ労働者は整理解雇を通報され路上に追い出される ことになった。生きていてももう暮せない。会社が大量の整理解雇をするといっ た以上、目標は明らかで、きっぱり戦わなければならない」と強調した。

労組のイ・チャングン企画部長は「労働者たちは、法廷管理という名ですでに 構造調整されている。800余人が休業中で、900余人が強制休業者という境遇だ。 賃金不払いは年次・月次手当て、賞与金を含み600億ウォンにのぼる」と怒った。

労組は会社が経営正常化方針を発表するに先立ち、不良経営の責任を上海が持っ ている51.33%の持分償却により法的に整理し、ワークシェアによる総雇用維持 (5+5と3組2交代)、労組の非正規職雇用安定基金12億出資、C200工事と研究開発 費1000億ウォンに対して双竜自動車支部が担保、産業銀行優先回復緊急資金投 入を要求し、自救案を出している。(チョン・ジェウン記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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