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解雇された芸術家と教師、記者が共に歌った歌

国立オペラ合唱団希望音楽会

アン・ポヨン記者 coon@jinbo.net / 2009年04月23日2時41分

「久しぶりに舞台に立つので扮装に力を集中しました。本当に普段よりちょっ と気を使いました。少し浮き浮きはしました」(チョ・ウニェ団員)

「家を出る時、服(燕尾服)をまとめて出たのは新しい気持ちだったし、ずっと そうなら良いと思いました」(ノ・シジン団員)

「今日はひとまず室内でするので楽譜が飛んで行く心配もなくて、とてもうれ しい。こうして舞台で公演することが私たち姿だったのに、今やっと自分の服 を着たようです」(オ・ジヨン団員)

「今日は音楽する人として歌わなければならないと思います。今日を契機に、 はやく舞台に戻り、はやく歌える日がくればと思います」(イ・ジョンサン団員)

▲通りのプリマドンナ国立オペラ合唱団の希望音楽会

4月22日、国会図書館地下の小講堂で、国会文化体育観光放送通信委員会所属民 主党国会議員が主催して「通りのプリマドンナ国立オペラ合唱団の希望音楽会」 が開かれた。

この席は国立オペラ合唱団を初め、李明博政権になってから、解雇の激しい風 を受けた人々のための席であった。

34年前に解雇されたチョン・ドンイク東亜闘委委員長、昨年10月に解任された キム・ジョンホン前韓国文化芸術委員長、一斉試験の時に体験学習を提案して 解職された教師たち、落下傘社長退陣を要求して戦い解雇されたYTN記者も一緒 にした。彼らは舞台に上がって国立オペラ合唱団と「愛で」を共に歌った。客 席には200人余りの観客がつめかけた。

国立オペラ合唱団には解雇されてから60余日ぶりの初の正式な舞台だが、厳密 には2008年12月30日に最後の公演から4か月ぶりの舞台だ。

チョ・ナムン国立オペラ合唱団支部長は「国立オペラ合唱団員のために席を作っ てくれた皆さんに感謝する。文化体育観光部と国立オペラ団がさまざまな代案 を提示して私たちを懐柔しているが、まだ私たち25人の団員は意思を曲げてい ない。経済的な不安と解雇労働者という現実でも頑張る力は、復職できるとい う信頼と応援してくれる皆さんがいるため」と感謝の言葉を伝えた。

キム・ジョンホン前韓国文化芸術委員長は「解任されなければ合唱団が常任化 されるように努力したのに申し訳ない。皆さんは公共音楽を実践している。路 上で舞台を広げたと思い、ゆっくりした気持ちで歌えば良い結果があるだろう」 と話した。

ノ・ジョンミョンYTN労組委員長も「合唱団の美しい旋律より、ただ機械の騒音 とブルドーザーの騒音が美しいと思う人々のおかげで、こんなことが繰り返さ れる。この席は切られた人々が連帯して、人と文化の価値が優先する極めて常 識的な社会を作ることを決意する席」と連帯の言葉を伝えた。

合唱団員は「オー・ハッピーデイ」、「私は苦しい世の中の橋になる」、「ヘ ブライ奴隷の合唱」、「南村」など16曲の希望の歌を歌った。アンコールがあ ふれ、最後の曲で「椿島」を歌った時、団員たちは涙を隠せなかった。

公演が終わって観客の歓呼と花束で埋もれていたチョ・ナムン支部長は「『椿 島』を歌いながら、涙を浮かべた団員を見ると、支部長として気持が残念でつ らかった。まだ解決の兆しは見えないが遠くないと信じる。この状況を団員と 共によく頑張り抜きたい」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-04-26 00:18:44 / Last modified on 2009-04-26 00:18:45 Copyright: Default

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