韓国:双龍車、非正規職と共に危機を勝ち抜け | |||||||
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「双龍車、非正規職と共に危機を勝ち抜け」[インタビュー]ハン・サンギュン双竜自動車支部支部長
チョン・ムンギョ記者
moon1917@jinbo.net / 2009年03月11日17時37分
金属労組双龍車支部は3月11日、汝矣島産業銀行前で組合員約400人を集めて集 会を開き『緊急資金』投入を産業銀行に要求した。彼らは2月18日にも産業銀行 に『緊急資金』投入を要求したが、組合員が集会を開いたのはこの日が初めてだ。 双龍車は昨年12月17日から31日まで休業に入り、資金流動性危機が表面化した。 結局、双龍車は1月9日に法廷管理を申請し、2月6日から本格的に法廷管理に入っ た。労組は緊急資金投入により新車の開発と現代化工事で会社が正常に運営さ れているが、政府と産業銀行は構造調整の名分を積もうとしているだけだと主張 している。 「非正規職を含む総雇用保障の原則は確実」 この日の集会でハン・サンギュン双龍車支部支部長は「非正規職と共に危機を 勝ち抜かなければならない。四大保険料が惜しいから解雇するとはとんでもな い」という話で大会発言を始めた。双龍車非正規職労働者たちは、希望退職に 続き3月9日に整理解雇通知書を受け取らなければならなかった。 ハン・サンギュン支部長に非正規職に対する立場について聞くと「初めから正 規職、非正規職を区分するつもりはなかった。現場(正規職組合員)の抵抗は厳 しいが、越えなければならない山だ。何と言われても正規職、非正規職総雇用 保障という原則は変わらない。どの時点になれば私たちが非正規職のために何 をするのか提示する」と答えた。 ハン・サンギュン氏は昨年12月5日に支部長に当選した。彼が当選して初めての 仕事がテント座り込みだった。会社が労組役員選挙の時期に福祉恩恵の中断を 宣言したためだ。執行部の引き継ぎと常任執行委員会の人選ができないまま始 めた座り込みだ。座り込みは今も続き、ハン・サンギュン支部長は当選後たっ た4日しか家に帰っていない。 「整理解雇が始まれば妥協はない」 ハン・サンギュン支部長は「私益資本の下手人が労使関係の混乱で労組に強い 態度に出させて踏みつける手法を使ったと思う。これを感知し、力を蓄えなけ ればならないという金属労組の指針もあって、法の枠で解決した。会社の予想 より半テンポ早く動き、先手を打った。労使関係の基本は配慮と信頼だが、使 用者側の一方通行を認める労組はない」とこれまでの過程を説明した。 彼は『強い態度』という表現にも「強固路線労組は保守言論が労組を罵倒する ために作った言葉だ。また運動の原則が一つも守られていないのに大韓民国に 強固路線労組がどこにあるのか」と答えた。 労組運営方針には「不渡り会社をよく知っている。労働者が主人と思い、耐え ることは耐える。公聴会でも政策対決でも、経済主導者とも堂々と話す。だが 総雇用は保障されなければならない。整理解雇が始まれば妥協の余地はない」 と述べた。 「答は現場にある」 柔軟に労組を運営しても、総雇用保障という原則は守るという彼だったが、不 渡り状態の事業場で完成車労組のリーダーとしての悩みは多いようだった。 2004年末、双龍車が上海自動車に売却され、双龍車労働者は多くの迂余曲折を 味わった。2006年に玉砕ストライキをして整理解雇を阻止したが、千人の労働 者(非正規職含む)が希望退職してしまった。その年の6月には給食業者選定の過 程での不正が明らかになり、当時の前・現職労組幹部が拘束された。昨年は 無罷業宣言もした。 「組合主義に埋没した単位が多い。労働者を救うのか、会社を救うのかという 岐路で、一方の力で進まなくなっている。会社も現場に積極的に介入している と判断する。ある時点になれば現場が保守的な観点に向かうだろう。闘争は最 大の困難に陥るだろう」 「金属労組の指針もあって、自主的団体が規約を無視することもできない。ま た双龍車問題は私たちだけの問題ではなく、金属労組と共に議論している。私 たちだけの問題なら、核心的な話を避けずにまっすぐ行けるが、そうすること はできない。枠が見えずに困惑している部分がある。考えることがもう一つあ るので頭が痛い」 最後に彼に双龍車支部長ハン・サンギュンとしてではなく、自然人ハン・サン ギュンとして労働運動について尋ねた。 「IMF以後の労働運動はかなり理論的政派運動に傾いたようだ。自分の考えをあ ちこちで吐き出しているが、現場をどう引っぱるのかという実践的な提起はな い。政派運動が悪いというのではない。公の組織(労働組合)の地位をたてなが ら、また現場で信頼を積み重ねなければならない。答は現場にある」 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2009-03-17 15:32:25 / Last modified on 2009-03-17 15:32:26 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |