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検察・警察が鉄道労組の合法ストを不法と主張

法律家たち「鉄道労組のストライキは正当な団体行動権」無理な捜査を批判

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年12月01日14時20分

警察、鉄道労組事務室・サーバー押収捜索...合法ストを不法ストに仕立てることに懸命

警察は、12月1日午前、ストライキ6日目をむかえた全国鉄道労働組合(鉄道 労組)の事務室を電撃的に押収捜索したのに続き、サーバーも押収捜索した。

竜山警察署捜査課の関係者はこの日の午前、ソウル市忠正路にある進歩ネット ワークセンターを訪問し、鉄道労組のサーバーを押収捜索した。警察はキム・ ギテ鉄道労組委員長など核心幹部3人のIDとソウル本部、釜山本部などの地域 本部、車両、施設、電気など分科の運営者IDとIPアドレスを確認した。

必須維持業務を守って遵法ストライキをしている鉄道労組のストライキを不法 に見せようとする警察と検察が足取りを速めている。検察は12月1日朝、警察が 要求した労組執行部15人の逮捕令状を発行した。

▲鉄道労組は2日汝矣島文化マダンでソウル地域組合員が参加する全面スト決意大会を予定している。[出処:鉄道労組]

こうした検察・警察の動きに対し、無理に不法に仕立てているという批判が続 いている。鉄道労組によれば逮捕令状が発行された15人のうち1人は現在心臓手 術を受けていて、ストライキに参加していない。ストライキ参加の有無もきち んと調査せず逮捕令状を発行したのだ。警察は3回出頭要求をしたが出頭しない ので逮捕令状を発行したというが、公式の捜査手続きを無視して携帯のメール で出席通知をするなど、手続き上の問題も抱えている。鉄道労組は「ストライ キの後に出頭する」と意志を表明したが、これも無視された。

心臓手術した組合員にも逮捕令状...「政府が介入すれば問題は困難に」

民主社会のための弁護士の会の労働委員会、民主主義法学研究会、労働人権実現 のための労務士の会などの法律家は、12月1日に緊急記者会見を開き、「鉄道労組 は目的、手段、手続き、主体的な側面で、すべて法律が保障する正当な団体 行動権を行使している」と明らかにした。

法律家たちは、検察・警察の無理な捜査を「公安弾圧」と規定した。彼らは 「チョン・ウンチャン国務総理も国家政策調整会議で鉄道労組のストライキを 『無理なストライキ』と言って正当性を否定できず、李明博大統領も不法とは 規定できなかった。検察もまたストライキの初日から不法性について検討して いるが、明確な結論を下せない状態」と指摘した。検察関係者の話を引用した 報道が続いているが「ストライキの目的から見て不法ストライキだと見られる」 という調子だ。

法律家たちは「鉄道労組は法律が保障する誠実な団体交渉を要求しており、何 の解決策もなく形式だけの対話を乞うているのではない」とし「政府が無理に 介入すれば介入するほど、鉄道労使関係は悪化する」と警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-12-03 18:43:34 / Last modified on 2009-12-03 18:43:37 Copyright: Default

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