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韓国労総、現場動力中心ゼネスト計画確定

民主労総と協調の中、当分はハンナラとの政策連帯を維持

キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2009年11月04日19時01分

韓国労総が11月4日午後、第14次中央執行委員会を開き全国労働者大会と、その 後の闘争計画を確定した。確定した計画を見ると、今までの韓国労総とは違う 強硬基調だ。韓国労総はこの日、中執が「11月7日以後、専従者の賃金労使自律 争奪と労働組合死守のための全組織的なゼネスト賛否投票を支障なく実施して、 政府与党を圧迫し、総力闘争態勢を強固にする」と発表した。韓国労総は「12 月初めに労働界の意見を無視したままで法施行を押し切れば、二大労総の闘争 日程を調整して連帯ストライキに突入する方案を現実化する必要がある」とい うゼネスト計画にも言及した。

[出処:韓国労総]

韓国労総は11月7日に予定された全国労働者大会に、4日まで確認された参加人員 だけで12万人と明らかにした。韓国労総はこの日汝矣島文化マダンで大会を開き、 国会前まで街頭デモ行進をする計画だ。

続いて9日からは汝矣島文化マダンで無期限指導部テント座り込みに突入する。 全国労働者大会で総力闘争を対内外に宣言し、闘争動力を年末まで続けるとい う。韓国労総は「国会議論を狙い、座込み場を拠点として機動性をもって常時 的な闘争を展開して、要求を必ず貫徹するという労総の意志を組織に知らせ、 闘争動力を結集させていく」と明らかにした。

11月28日には16の地域本部別同時多発ゼネスト勝利決意大会を開く。労使政代 表者会議の結論が出る25日以後、集会と結果によって二大労総共同集会も念頭 に置いている。28日からはハンナラ党本部事務所前のテント座り込みをはじめ、 16の地域本部別テント座り込み闘争が進められる。

全組合員ゼネスト賛否投票は11月16日から30日まで行う。ゼネスト突入時期は 12月中旬の情勢により指導部に委任すると決めた。韓国労総は「宣言的意味で はないゼネストの現実化で、現場動力に疑問を示す政府与党の態度に釘を刺し、 現在進行中の労使政交渉で政府与党の政治的決断と使用者側の態度の変化を引 き出したい」とゼネスト突入の背景を明らかにした。ゼネスト賛否投票案件は、 『専従者賃金の労使自律争奪および労働組合死守のためのゼネストに関する件』 だ。12月8日と9日には2日間の単位労組代表者および専従者上京闘争を行う。集 団削髪式も予定されている。

すでに民主労総公共運輸連盟と韓国労総公共連盟は、11月4日午前に民主労総で 記者会見を行い、李明博政権の公共機関先進化政策反対闘争に連帯すると発表 した。韓国労総は来週には二大労総の協調程度がさらに上がると展望した。

こうした強硬な闘争基調の中でも韓国労総はハンナラ党との政策連帯を当分は 維持するものと見られる。韓国労総のチョン・スンヒ副報道担当者は、「韓国 労総は実利を求める組織」とし「政府の労働政策基調が一方的な労組抹殺政策 であり、民主労総と手をとって私たちの要求を貫徹しつつ、ハンナラ党との政 策連帯のひもをにぎって望む情勢をつなぐが、政府が背水の陣を敷き続けるな ら政策連帯破棄に自然に行くほかはない」と話した。韓国労総と民主労総の協 調は、政府が一番負担を感じる部分で、ストライキに突入できる現場闘争動力 を最大限作りつつ、ハンナラ党を通じて政府に圧力をかけるものと解説される。 この過程で政府が退いて韓国労総の要求が貫徹されれば、政策連帯は維持され るということだ。

一方、労使政代表者会議初の実務協議会が明日(11月5日)午後3時に労使政委員 会で開かれる予定だ。チョン・スンヒ副報道担当者は実務協議会について「労 総では責任を取れる高位級の次官と事務総長が実務協議会をしようという立場 だが、労働部は次官の日程で難しいという。確認すると、次官の日程は午前に あった」と述べた。続いてチョン副報道担当者は「明日協議会はこれまで使用 者と政府が公開的に行った発言を中心に糾弾する場になるだろう」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-11-19 01:56:50 / Last modified on 2009-11-19 01:56:51 Copyright: Default

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