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現代尾浦造船事態、労働問題の詰め合わせ

民主労総、17日に嶺南労働者決意大会を予定

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2009年01月13日17時24分

イ・ホンウ現代尾浦造船労働者が昨年11月14日に首を吊って身を投げたことで 大きくなった現代尾浦造船事態が2か月たっても解決の兆しが見えない。民主労 総は事態解決のために1月17日、嶺南圏労働者決意大会を開く予定だ。

民主労総は、現代尾浦造船の実際の所有主である鄭夢準(チョン・モンジュン) 国会議員を圧迫するために、現代尾浦造船高空籠城場ではない蔚山東区の中心 で集会を開く予定だ。現代尾浦造船と現代重工業は、循環出資方式の所有構造 になっていて、現代重工業の最大株主である鄭夢準国会議員が現代尾浦造船の 実際の所有主だという。

民主労総蔚山本部のイ・ヨンド前首席副委員長と現代尾浦造船のキム・スンジ ン労働者が昨年12月24日に現代尾浦造船近くのイジョンマン埠頭入口現代重工 業焼却場煙突に上り、座り込みを始めたのも、これと違わないと見られる。進 歩政党の党員と市民団体の会員も鄭夢準国会議員事務所の前で1人デモをして 現代尾浦造船事態の解決を要求している。

[出処:蔚山労働ニュース]

非正規職、労災隠し、現場弾圧がからむ現代尾浦造船

だが、現代尾浦造船事態の解決は容易ではなさそうだ。非正規職、労災隠し、 現場弾圧などの問題がからまっている。

イ・ホンウ労働者投身の直接の原因は、ヨンイン企業労働者の復職問題だった。 大法院は昨年7月10日、ヨンイン企業労働者の現代尾浦造船従業員の地位を認め る判決をした。イ・ホンウ労働者が属していた現場組織人『現場の声』は、 「現代尾浦造船は大法院判決を受け入れてヨンイン企業労働者を復職させろ」 というチラシを配布した。

このチラシに関して現代尾浦造船は、『現場の声』議長のキム・スンジン労働 者に停職4週の懲戒をした。理由は虚偽事実の流布だった。現代尾浦造船は大法 院の判決を拒否しなかったという理由だ。しかし今までヨンイン企業労働者は 復職できずにいる。

数人の現代尾浦造船労働者は使用者側の現場弾圧は度を越えていると話してい る。現代尾浦造船の金某労働者は「民主派の活動家は2〜3年間、代議員選挙に 立候補していない」と説明した。代議員に立候補するために組合員5人の署名を 集めなければならないが、使用者側の監視で署名を集められないという。管理 者は署名した組合員と個別に面談し、組合員に署名を敬遠させると説明する。 彼は「署名した組合員が管理者と面談後に署名を消してくれと要求することも あった」と話した。

労災隠しも深刻だという。イ・ホンウ同志支援闘争対策委員会(支援対策委)に よれば、毎月平均1.5件の重大災害が発生するが、現代尾浦造船は勤労福祉公団 に『会社業務と無関係の疾患』という所見書を送るという。彼らによればイ・ ホンウ労働者が投身前に出した労災申請には『故意の労災要請者』という資料 も貼付されたという。

労使合意後に沈黙する現代尾浦造船労組

多くの問題がからむ現代尾浦造船事態だが、現代尾浦造船労組は1月9日、情報 誌で『外部勢力の労働組合中傷に動じない』と述べた。蔚山の地域団体が設け た支援対策委だ。現代尾浦造船労組は支援対策委が対策なく闘争だけを要求し、 事態をさらに難しくしていると主張している。

[出処:蔚山労働ニュース]

現代尾浦造船労組は昨年12月8日、『事故再発防止のために諸般の事項を措置す る』と使用者側と合意した。だが『事故』当事者のイ・ホンウ労働者本人も知 らない合意だったと反発している。民主労総蔚山地域本部も具体性と実効性が 低い合意だとし、現代尾浦造船労組に再協議を要請している。

現代尾浦造船労組の関係者はこれについて「事態が労使協議で円満に解決して いたのに、煙突座り込みで解決できない問題になっている。ただし事態解決の ために蔚山本部と実務協議水準で会っている」と明らかにした。

一方、現代尾浦造船の3つの現場組織は、今回の事態の解決を要求して、昼食宣 伝戦を進めている。これに対して支援対策委は現代尾浦造船労組が3つの現場組 織に昼食宣伝戦を中断しなければ懲戒するという文書を送ったと主張した。だ が、現代尾浦造船労組の関係者は「懲戒要請はしていない。円満な事態解決の ために昼食宣伝戦中断協力の文書を送っただけ」と答えた。

これに対して蔚山本部は労労対立に進むことは避けたいという立場だ。イ・チャ ンギュ蔚山本部先行事業局長は「労労の争いに広がることを警戒している。蔚 山本部、現代尾浦造船労組、現代尾浦造船で3者協議をするのが現実的な解決方 法だ。早い時期に事態が解決しなければ闘争の程度を高める」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2009-01-16 01:43:11 / Last modified on 2009-01-16 01:43:13 Copyright: Default

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