貨物連帯がストライキに突入...李錫行「弾圧があれば即座にゼネスト」

労働界の夏闘争本格化、金属労組と鉄道労組もストライキの準備に突入

貨物連帯、「当面の赤字運行を免れるためのストライキ」

貨物連帯が6月13日0時から全面ストライキに突入した。

貨物連帯は「政府は相変らず運送料は当事者間の問題で、原油高対策はできる だけのことはしたという」とし「当面の赤字運行を免がれるために、最低限の 生存権のために運送料を上げなければならず、政府は運送料ね値上げを当事者 間で勝手に解決しろと放置してはいけない」とし、全面ストライキ突入を宣言 した。

▲貨物連帯は13日0時からの全面ストライキを宣言した。［出処:貨物連帯］

貨物連帯の要求は、△軽油価格の上昇負担を貨物運送労働者が抱え込むほかはな い構造の改善、△供給の過剰で需給が崩壊した状況の改善、△荷主の不公正な取 り引き行為の制限、△持込制、多段階下請体系の時代遅れの制度の改善、△標準 料率制導入だ。

政府、強硬対応一色... 運輸労組、鉄道と空港港湾運送労働者が代替輸送を全面拒否

貨物連帯の全面ストライキが宣言されると、政府は対話どころか「貨物連帯が 集団的運送拒否を続ければ、不法行為に対して厳正な法的責任を問い、不法運 送拒否者への石油価格補助金を中断する」と発表するなど強硬対応一色で、逆 に貨物運送労働者を怒らせている。政府は今日(13日)午前、関係長官会議を開 き、代替輸送手段投入などの対策を議論した。

そのため貨物連帯の上級団体である全国運輸産業労働組合(運輸労組)は今日の 午前に記者会見を開き、「貨物連帯のストライキは石油価格暴騰と前近代的な 物流制度のために働けば働くほど損をし、生存の崖っぷちで戦わなければ死ぬ という切迫した心情から始まった」とし、貨物連帯のストライキを積極的に支 持した。

運輸労組に所属している鉄道労組と空港港湾運送本部は代替輸送を全面的に拒 否することを宣言した。

李錫行、「1番打者貨物、2番打者建設機械... 4番は金属、5番は鉄道」

一方、民主労総の李錫行委員長も昨日(6月12日)記者との懇談会で、貨物連帯の ストライキに関連して「もし政府が貨物連帯の戦いを公権力を弾圧すれば、現 在の全面ストライキ賛否投票を中断して直ちに全面ストライキを始める」と発 表した。民主労総は米国産牛肉輸入開放反対をかけて、去る10日から14日まで 全面ストライキ賛否投票を行っている。

また李錫行委員長は「本来、李明博政権と全員攻撃、全員守備のサッカー競技 をしようとしたのが、野球に変えた」とし、1番打者に貨物連帯、2番打者には 16日にストライキを予告しているダンプ、生コンなどの建設機械労働者を提示 した。続いて4番打者は金属労組、5番打者は鉄道労組を打ち出すと発表した。

金属労組は完成車4社の産別交渉を今年はぜひ成功させるために、6月20日に争 議調整申請をして、24〜26日まで全面ストライキ賛否投票を進める。鉄道労組 も11日に全国支部長会議で鉄道民営化阻止をかけて23〜25日まで全面ストライ キ賛否投票進行を決めた。

李明博政権の無茶な経済成長基調が呼んだ一方的な米国産牛肉輸入開放と石油 値上げ、民営化推進などが労働界の夏闘争の程度を険しくしいる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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