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イーランド・アウトレット安山店オープンで『新しい出発』?

イーランド一般労組、「相変らず非正規職は血の涙を流している」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年10月01日17時57分

イーランドグループ、2年ぶりにアウトレット新規店舗をオープン

1年以上非正規職問題で労使紛糾が続くイーランドグループが、ニューコア・ア ウトレット安山店をオープンさせ、イメージ改善に乗り出した。

8月にニューコア労組と合意し、ホームエバー店舗を中心とするイーランド一般 労組はホームエバーをサムスンテスコ・ホームプラスに売却し、ある程度労使 紛糾を整理したイーランドグループが新しい店舗をオープンさせて『新しい出 発』と大々的広報をしている。

イーランドグループは、ホームエバー売却代金のうち債務関係を清算し、残っ た約3500億ウォンをアウトレットとファッション事業に投資する計画だ。今回 のニューコア・アウトレット安山店のオープンは、2006年9月の蔚山店舗オープ ンから2年ぶりだ。これに対してイーランドグループは、「2006年ホームエバー 買収で、経営難に苦しみ続けたグループが、最近ホームエバー売却作業が完了 したことで始めて経営正常化の踏み台を構築したことを対内外的に知らせる信 号弾だ」と意味を明らかにした。

「一言でも謝罪していたら...」

しかしこうしたイーランドグループの姿を見るイーランド一般労組の目は刺々 しい。ホームエバーの売却完了でイーランド一般労組の使用者はサムスンテス コに変わったが、非正規職問題で1年以上行われた労働者のストライキへの責任 転嫁に汲々とするイーランドグループの姿は、これからも同じだというイーラ ンド一般労組の憂慮が残るからだ。

イーランド一般労組によれば、イーランドグループはホームエバー売却の直前 にも64人の組合員を懲戒した。また、ホームエバー職員に返ってきた売却関連 の慰労金も、イーランドグループは組合員によって差別支給したという。

イーランド一般労組のイ・ナムシン首席副委員長は「労働者の処遇改善や非正 規職問題への前向きな措置をして新規店舗を開いていれば反対する理由はない」 とし「だがいつも家族だと言いながら、相変らず血の涙を流す非正規職労働者 に納得できる釈明や謝罪もなく新規店舗でイメージを改善しようとしてばかり いるようで憂慮される」と伝えた。

またイ・ナムシン副委員長は、ホームエバー新規店舗オープン当時も数人の管 理職を除く職員を非正規職で採用して問題になったことを想起させ、「今回の 店舗オープンでも多くの非正規職が雇用されているという」とし「このような 形ではイーランドグループの新規店舗オープンは良質の雇用創出にも役に立た ない」と指摘した。求人広告サイトには派遣業者がニューコア・アウトレット 安山店で働くレジ係、保安職員を募集する広告が上がっている。

▲ある求人サイトにニューコアアウトレットのレジ係を募集する派遣業者の広告が上がってきている。

続いてイ・ナムシン副委員長は「イーランドグループが今すべきことは身かけ をよくすることにこだわることではない」とし「一緒に働く労働者の心を取り まとめて内身を充実させることが優先されるべきで、倫理経営を現実のものに して労働者と共に作る事をまずするべきだ」と付け加えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-10-08 01:15:26 / Last modified on 2008-10-08 01:15:27 Copyright: Default

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