オープン予定のホームエバー浦項店、『非正規職』でぎっしり

浦項地域労働団体「イーランド、非正規職量産と低賃金、無労組政策の尖兵」

ホームエバー浦項店、「職員全員を非正規職として採用」

イーランド会社側が『非正規法』悪用したことよるニューコア-イーランド一般 労組のストライキが5ケ月を越えているが、イーランド会社側は問題解決どころ か11月29日にオープン予定のホームエバー浦項店の職員を全員非正規職として 採用しようとしているため労働界が反発している。

浦項地域の労働団体は11月20日に記者会見を開き「イーランド-ホームエバーは 地方オープン店舗新規採用人材として地域の住民を直接雇用せず、用役派遣業 者を中間に入れて全員を非正規職で満たそうとしている」とし「非人間的な非 正規職の量産と低賃金無福祉-無労組政策の尖兵がまさにイーランド-ホームエ バー資本」と指摘していた。

▲「労働者搾取および非正規職量産で地域経済破綻させるイーランド資本糾弾」記者会見［出処:蔚山労働ニュース］

記者会見には民主労総慶北地域本部、民主労総蔚山地域本部、イーランド一般 労組、民主労働党慶北道党委員会が参加した。

「イーランド、非正規職量産に地域商圏破綻」

記者会見の参加者は「ホームエバー浦項店オープンを阻止する」といった。

イーランドグループが非正規職問題をめぐり労使の対立が深まっているが、解 決の意志がないばかりか、ホームエバーの入店で「地域商圏が破綻する」から だ。

記者会見の参加者は「地方中小都市にまで何の対策もなく大規模ディスカウン トストアが無差別に入店すれば、地域商圏(特に在来市場)の破綻は火を見るよ りも明らかだ」とし「少なくとも大規模ディスカウントストアが良質の雇用を 創出し、地域経済に寄与する制度的装置を用意した後で入ってくるようにしな ければならない」と指摘した。

続いて記者会見の参加者らは、パクスンホ浦項市長にも「金儲けだけを追いか けずに庶民の生活の質を改善することにも関心を傾けよ」と批判し、「浦項市 は極限の労使対立がまだ終わっていない状況で、大規模な赤字の中で無謀にも オープンを強行するイーランド-ホームエバー資本に対し、オープンを中断して 地域経済の活性化に寄与する条件を備えた後、オープンしても遅くないと説得 するように」と要求した。

一方、ニューコアは最大の収益を出すと言われるニューコア江南店の売却を決 めたと伝えられ、労組の反発が続いている。ニューコア会社側は労組側にきち んと売却について伝えず、労組の怒りはさらに高い。

ニューコア労組は「非正規職を解雇し、今度は帰ろうとしている雇用まで売っ てしまうのか」と強く糾弾した。続いてニューコア労組は「自分たちの実利の ためだけに労働者の生存権、入店企業の命綱とは無関係に売り場を勝手に売り 払ったニューコアは、これからの闘争に全責任がある」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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