保健医療労使、最終交渉難航

保健医療労組、 24日07時に全面ストライキ予定

イコンマム記者 iliberty＠jinbo.net / 2006年08月23日16時38分

保健医療労組、「いくらでも妥結が可能な状況」

保健医療労組は24日午前7時に全面ストライキを予定しているなか、使用側に 「自律妥結のための最終交渉」を提案し、23日午後2時から終盤の交渉を進め ている。交渉は難航しているといわれる。

保健医療労使は8月21日の中央労働委員会で最後の調停会議を開き、22日午前6 時まで行ったが、終盤の意見の差を狭められず決裂した。そのため保健医療労 組は23日の午後2時から開かれた15次産別交渉で労使間自律妥結のために使用 側が積極的な態度を示すよう繰り返し要求した。

保健医療労組は「今回の産別交渉は、すでにいくつかの争点事項だけが残され ている状況なので、使用側がストライキ前に自律妥結の意志さえあればいくら でも妥結が可能な状況」とし「労使自律妥結という大原則の下で中央労働委の 調停案と無関係に労使が自律的な案を提出して意見を接近させ、賃金と産別五 大協約を一括して終わらせること」を提案した。

中労委、ストライキ後直ちに職権仲裁か

一方、中央労働委員会は22日、保健医療労使に対して23日まで自主的交渉期間 をおいて「条件付き職権仲裁」をした。しかし交渉が難航し続けている状況で 24日、保健医療労組がストライキに入ればすぐに職権仲裁をする予定だ。

これに対して保健医療労組は「条件付き職権仲裁回付は、これまでと何も内容 に差がない決定」とし「現在、保留状態で回付が留保された状態なので、自主 的交渉の間に再び冷水を浴びせる行為というべき職権仲裁回付をしないこと」 を要求した。

保健医療労組23日、全国同時多発ストライキ前夜祭

保健医療労組は23日、全国同時多発ストライキ前夜祭を開催して、交渉が最終 的に決裂した場合は24日午前7時から全国112の支部でいっせいにストライキに 突入する予定だ。保健医療労組は各支部で病院ロビーストライキを行う計画で、 25日には首都圏集中でストライキ集会を開き、30日に産別交渉が開かれる日に 全国集中上京総力闘争を行う予定だ。

また職権仲裁回付が最終的に決定されれば、中央労働委員会糾弾集会、釜山 ILO総会闘争、政府総合庁舎前集会などの対政府闘争を強化する。

保健医療労組は、△使用者団体構成など産別五大協約定着、△人材補充による た週5日制全面実施、△非正規職正規職化、産業別最低賃金制、△病院食堂国 産農産物使用と健康保険相談センター設置などを要求し、5月3日から産別交渉 を進めてきた。

保健医療労組は、労使自主的交渉のために争議調整申請まで延期して交渉を進 めようとしたが、使用側が職権仲裁に頼り不誠実な交渉を続けたため、16日か ら18日まで産別全面ストライキ賛否投票を実施した結果、組合員の82.5%が投 票に参加、73.56%の賛成率で全面ストライキを決意した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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