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双龍車労組、14日から全面ストに突入

上海グループの特別協約破棄と 中国への技術流出に反対

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年08月09日17時20分

双竜自動車労働組合は中国大使館で記者会見し、中国の上海グループと双龍車の間で結ばれた特別協約の履行を要求した。/イジョンウォン記者

双竜自動車労働組合が中国への技術流出阻止と構造調整中断のために、14日か ら全面ストライキに入ると発表した。金属産業連盟と双龍車労組は9日の午後 10時に中国大使館前で記者会見を行ってこの発表を行い、「中国の上海グルー プは、双竜自動車との特別協約を履行し、整理解雇計画を即刻撤回しろ」と主 張した。

双竜自動車は2004年の7月に上海グループを優先協定対象者に選定、同年10月 28日にMOUを締結して、2005年1月27日に最終的な買収が行われた。上海グルー プ副総裁の蒋志偉(チャンツーウェイ)は、MOU締結以前に双龍車労組と特別 協約を結んでいた。

当時、上海グループと双龍車労組が結んだ特別協約には、△現在働いているす べての職員の雇用継承および労組活動保障、△労働条件の低下禁止、△生産能 力向上のために国内生産設備、販売、AS部品網維持拡張、△毎年一定規模以上 の投資実施などの内容が含まれている。

しかしその後、双竜自動車代表になった蒋志偉副総裁は、共に特別協約を結ん だソジングァン社長を更迭して「S-100プロジェクト」を推進するなど、特別 合意書に反した動きを続けた。また6月26日にはエンジン現地工場を中国で竣 工し、技術移転を試みる「L-プロジェクト」を締結した。7月10日には労働組 合に「経営上の困難」を理由に986人の希望退職を議論しようという文書を発 送した。

双龍車労組は上海グループのこうした動きは、明白な「特別合意書破棄」とい う立場だ。双龍車労組は「上海グループの合意書不履行は、国際的な問題に発 展しかねない」と警告し、「当初、上海グループが約束した双竜自動車の育成 発展のための投資とスケジュールを具体的に明らかにせず、中国への技術移転 を強行するのであれば強く対応する」という立場だ。

これは現在、上海グループによる双竜自動車構造調整が国内自動車産業の再編 につながるという判断による。金属産業連盟内の自動車分科での共同対応が摸 索されている。

中国大使館前に集まった双竜自動者組合員が「構造調整中断しろ!」というシュプレヒコールをあげている。/イジョンウォン記者

双龍車労組は9日の記者会見を始め、10日には京畿道庁で5千人の組合員が参加 する決意大会を開き、京畿道知事との面談をする計画。11日には産業資源部前 集会、14日からは無期限全面玉砕ストライキに入ると明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-08-16 22:21:47 / Last modified on 2006-08-16 22:21:48 Copyright: Default

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